鳥の首企画『濡れた髪を拭かないで』@吉祥寺櫂スタジオ
確実に20年以上ぶりに訪れた劇場。当時は亜細亜大学行かれた先輩の劇団が不条理劇を掛けてて、よく通っていたな(遠い目)。
うーん……
(注:ネタバレ有りの指摘コーナー)
(注:引き返すなら今です)
前説、チラシ・パンフレットのデザイン、ストーリー、場面演出、芝居……全てがとっちらかっていて、何がしたいのかほぼほぼ伝わってこなかった。
雰囲気はアングラと小劇場演劇の過渡期に行われていた芝居の、劣化コピーというよりは冷凍保存版(劣化させるまでもなく無茶苦茶やる舞台が多々あった^^;)。作家演出家は30手前だそうなんでホンモノを実体験はしてないはず、となれば『何をもってこの表現に至ったのか』という部分からして謎。
確実に云えるのは、手法お話共々に斬新なところはひとつもない、どころか工夫すら感じられなかったということ。展開から舞台上からしっちゃかめっちゃかに散らかして、挙げ句『キ×ガイの所行でした。』と落とすなんてな30年以上前にやり尽くしているからねぇ。
アトリエクラスのハコでリアルに裸になりリアルな性行為表現するのも同様で、えげつない姿や言葉を並べて『表現に強烈なインパクトをつけた』などと悦に入るなんてお門違いもいいとこ。やり尽くしているというより、誰がやっても大概同じ結果にしかならない、という点は夢オチ・×チガイオチと同根だから、よほどの工夫か目新しい切り口から見せないと「あーあ、やっちゃったな~」的な感想しか生まれないのである。
ひとつフォローをするなら、こんな芝居を見たときに大概発生する『主宰のオナニーにつき合わされた感』がしなかったのは偉かった。曲がりなりにも舞台表現である事実に対し最期の一線だけは越えなかったのだから。
#6の時は癪な上に手前で気持ち悪くなったので書かなかったのだが、あれは主宰のマスかきにつき合わされた2時間だった。50代半ばのオタクオヤジだったから月二回抜いたら丁度良いのか、などと思い至ったら吐き気とぞぞ気に襲われて……
尾籠な表現でした。深く反省。
廃れたもの、途絶えたものにスポットを当てる。その行為を否定するつもりは無いけれど、舞台表現の場合はなぜこれが廃れたのかを吟味するのは必要と思います。
やろうと発案するのは良いけれど、実際やらされるのは舞台に立つ俳優だし、それによって彼ら彼女らの価値が下がるような事をやらすのは、主宰が一番やっちゃいけない類の事柄だから。
確実に20年以上ぶりに訪れた劇場。当時は亜細亜大学行かれた先輩の劇団が不条理劇を掛けてて、よく通っていたな(遠い目)。
うーん……
(注:ネタバレ有りの指摘コーナー)
(注:引き返すなら今です)
前説、チラシ・パンフレットのデザイン、ストーリー、場面演出、芝居……全てがとっちらかっていて、何がしたいのかほぼほぼ伝わってこなかった。
雰囲気はアングラと小劇場演劇の過渡期に行われていた芝居の、劣化コピーというよりは冷凍保存版(劣化させるまでもなく無茶苦茶やる舞台が多々あった^^;)。作家演出家は30手前だそうなんでホンモノを実体験はしてないはず、となれば『何をもってこの表現に至ったのか』という部分からして謎。
確実に云えるのは、手法お話共々に斬新なところはひとつもない、どころか工夫すら感じられなかったということ。展開から舞台上からしっちゃかめっちゃかに散らかして、挙げ句『キ×ガイの所行でした。』と落とすなんてな30年以上前にやり尽くしているからねぇ。
アトリエクラスのハコでリアルに裸になりリアルな性行為表現するのも同様で、えげつない姿や言葉を並べて『表現に強烈なインパクトをつけた』などと悦に入るなんてお門違いもいいとこ。やり尽くしているというより、誰がやっても大概同じ結果にしかならない、という点は夢オチ・×チガイオチと同根だから、よほどの工夫か目新しい切り口から見せないと「あーあ、やっちゃったな~」的な感想しか生まれないのである。
ひとつフォローをするなら、こんな芝居を見たときに大概発生する『主宰のオナニーにつき合わされた感』がしなかったのは偉かった。曲がりなりにも舞台表現である事実に対し最期の一線だけは越えなかったのだから。
#6の時は癪な上に手前で気持ち悪くなったので書かなかったのだが、あれは主宰のマスかきにつき合わされた2時間だった。50代半ばのオタクオヤジだったから月二回抜いたら丁度良いのか、などと思い至ったら吐き気とぞぞ気に襲われて……
尾籠な表現でした。深く反省。
廃れたもの、途絶えたものにスポットを当てる。その行為を否定するつもりは無いけれど、舞台表現の場合はなぜこれが廃れたのかを吟味するのは必要と思います。
やろうと発案するのは良いけれど、実際やらされるのは舞台に立つ俳優だし、それによって彼ら彼女らの価値が下がるような事をやらすのは、主宰が一番やっちゃいけない類の事柄だから。