独特な女性キャラクター、スクリーン主流に浮上
前代未聞、独特な女性キャラクターがスクリーンに相次いで登場している。
韓国映画の素材とジャンルの多様化に合わせ、主人公たちの性格も千差万別に変化した。既存の韓国映画で清純可憐、悪女、キャンディなど別名‘形’で千篇一律的なキャラクターとして登場していた女主人公たちが、個性と想像力をまとって新たに生まれた。
昨年評壇の好評を博した『ミスにんじん』は‘前代未聞の非好感女’を主人公として掲げ視線を引いた。不細工で性格も気難しい上に、誇大妄想の病症まであるいじめられ女先生は、笑いと共感を贈り、韓国映画の新たな女性キャラクターを作り出した。
今年上半期の封切り作の中には『ミスにんじん』の‘ヤン・ミスク’(コン・ヒョジン扮)の個性を凌駕する4次元の女性たちがスクリーンを縦横無尽に現れているところである。独特なロマンス映画『我家にどうして来たの』の‘スガン’は初めて自分に関心を見せてくれた初恋を追いかけ、前科3犯となったストーカーであり浮浪者である。時に汚れた長い髪とぼろのような服を重ねてまとっても堂々として果敢で突飛な女である。これまで独特な女性キャラクターの演技で一家を成したカン・ヘジョンが出演し、韓国映画史に残る個性のあるキャラクターを作り出した。
封切りを前にした映画の中の女主人公たちも平凡ではない。今年のカンヌ国際映画際競争部門に進出した『コウモリ』でキム・オクピンはファムファタールと単純に整理しがたい複合的な人物を見せる。
キム・オクピンが演じた‘テジュ’は、幼い頃から他人の家の居候で欲望を隠して無気力に生きてきた女。しかし、超人的な力を持ったバンパイア‘サンヒョン’に会いながら彼を誘惑して、これまで隠されていた欲望をためらわずに発散する。食欲と性欲など基本的な欲求に忠実な、まるで子供のように純粋な存在でありながら、罪の意識を感じない絶対悪の存在でもある。映画『コウモリ』のテジュはパク・チャヌク監督が見せてきた『親切なクムジャさん』と『サイボーグでも大丈夫』などの女性キャラクターをつなぐ新たな人物である。
5月の封切りを前にした『キム氏漂流記』と『よく知らないくせに』の女性キャラクターも視線を引く。まず『キム氏漂流記』で夜の島に漂流するようになった男キムさんを観察する女キムさんは、3年も自分の部屋に閉じこもった隠遁型のひとりぼっちである。切らなかった長い髪の毛と水気のない食べ物ばかり食べるためげっそり痩せた体、やつれた顔にむしろのような服で毎日毎日規則的に生きていく。チョン・リョウォンが演じた女キムさんは、対話を拒否し、世の中に出ていくのを恐れる隠遁型のひとりぼっちで、これまで韓国映画では見出すことのできなかった珍しいキャラクターである。 
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キム・ヘス「セクシーイメージ、一時はハンデだった」
トップスターキム・ヘスが、健康でセクシーなイメージに対する率直な気持ちを語った。キム・ヘスは1日の午後に放送された、MBC『セクションTV演芸通信』のインタビューで、「セクシーなイメージが一時はハンデだった」と語った。子役としてデビューして、23年間トップスターの座に君臨してきたキム・ヘスは、デビュー当時の清純なイメージからセクシーなイメージに変化する間、悩みが多かったという。それがハンデになるほど、自らの制約も多かった。
また、キム・ヘスのセクシーイメージを作った大きい要素である、授賞式の果敢な衣装について、「(授賞式)当日の気分と調子により、即興で選ぶ」と衣装選択ノウハウを語った。キム・ヘスは「大韓民国で、結婚すれば最も話題になる芸能人」に、チャン・ドンゴンとそれぞれ男女部門1位に選ばれたことについて、「それではチャン・ドンゴン氏と結婚すれば良いだろう」とユーモラスに語って笑いを誘った。
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オム・ジョンファ、「出産を考えると、来年には結婚したい」
俳優オム・ジョンファが、1日放送された、MBC『セクションTV演芸通信』「Sダイアリー」コーナーに出演して40才を超える前には結婚したいと語った。先月29日封切りした映画『仁寺洞スキャンダル』で、線の太い悪役を演じたオム・ジョンファは、結婚に対する質問をたくさん受けるという。特に結婚式ラッシュの5月を控えて落ち着かないという。5月一ヶ月間に出席しなければならない結婚式を挙げて、オム・ジョンファはため息をついた。
「今までばらまいた祝儀を考えると、回収するときがきた」、「来年中には結婚したい」とオム・ジョンファは率直に語った。今年39才の彼女は「出産を考えると40才を超す前に結婚したい」と率直に語った。強いイメージとは違って内向的な性格のオム・ジョンファは、「結婚も事業も仕事も、全て天のみこころ」と淡々とした笑みを浮かべた。


