昨月もエアコンの件はお伝えしたと思いますが、熱帯夜や猛暑によってエアコンの使用方法も変わってきています。そいういったことをお伝えします。

 

 

 

 

「電気代がもったいないから、こまめに消している」——そんな方、多いのではないでしょうか。でも酷暑の時代、この節約術がかえって損になることがあるのです。

エアコンが最も電気を使うのは、実は「部屋を設定温度まで冷やすとき」です。運転を始めた直後、一気にパワーを使って室温を下げます。逆に、いったん設定温度に達してしまえば、あとはその温度をキープするだけなので、消費電力はぐっと少なくなります。

 

これは自動車と似ています。車が一番ガソリンを食うのは、止まった状態から発進して加速するときですよね。いったん一定のスピードで巡航に入れば、燃費はよくなります。エアコンも同じで、頻繁にオンオフを繰り返すのは「発進と停止を繰り返す運転」のようなもの。かえって電気を無駄にしてしまうのです。

日中、家にいる酷暑日であれば、こまめに消すよりも「つけっぱなし」のほうが電気代を抑えられるケースが多いというわけです。

設定温度は28℃を目安にと言われますが、酷暑日は無理をしないでください。28℃で暑いと感じるなら、迷わず下げましょう。命より優先すべき節約はありません。あわせて扇風機やサーキュレーターで空気を循環させると、冷気が部屋全体に行き渡り、少ない冷房でも涼しく感じられます。

とはいえ、「つけっぱなしにすると電気代が心配」という声もよくわかります。実はここに、根本的な解決策があります。

それが太陽光発電と蓄電池です。日中の冷房を、自分の家でつくった電気でまかなえれば、電気代を気にせずエアコンを使えるようになります。この話は連載の後半で改めて詳しくお伝えしますね。

明日は、意外と見落とされがちな「夜間」「就寝時」の酷暑対策についてお話しします。