九月も後半に入り、朝晩の風にほんの少し、冷たさが混じるようになってきました。「冬はまだ先」と思っていても、住まいの寒さ対策は、涼しい今のうちに手を打っておくのが正解です。

 

 

今日は、太陽光や水回りとはひと味違う、「冬を暖かく過ごすためのリフォーム」をご紹介します。

まず知っていただきたいのが、家の暖かさが逃げていく“出口”のこと。冬、せっかく暖房で温めた空気は、いったいどこから逃げていくと思いますか?答えは、なんと「窓」です。家全体で逃げる熱のうち、その多くが窓から出ていくと言われています。どんなに暖房をがんばっても、窓が薄い一枚ガラスのままでは、まるで穴の空いたバケツに一生懸命お湯を注いでいるようなもの。もったいないですよね。

 

そこでおすすめなのが、「内窓(うちまど)」です。今ある窓の内側に、もう一枚、窓を取り付ける方法で、窓が二重になります。ガラスとガラスの間にできる空気の層が、まるで一枚の見えない毛布のように、外の冷たさを室内に伝えにくくしてくれるのです。工事も、多くの場合は一か所あたり一時間ほど。大がかりな解体もいらず、思い立った日に暖かさを手に入れられる、人気のリフォームです。

 

内窓には、うれしいおまけもあります。冷たさだけでなく、外の音も伝わりにくくなるので、道路沿いのお家では「静かになった」と驚かれる方も。夏の暑さ対策にもなりますから、一年を通して活躍してくれます。

 

そしてもうひとつ、暖かさをつくるのが「カーテン」です。実はひだかやは、五十年以上前、住まいの内装――家具やカーテンのお店として生まれた会社です。だからこそ、窓まわりのしつらえには、ちょっとしたこだわりがあります。厚手の生地のカーテンを床までしっかり垂らすだけでも、足元の冷え込みはずいぶんやわらぎます。窓の断熱と、カーテンの選び方。この二つを合わせると、お部屋のあたたかさは見違えますよ。

 

補助金の面でも、内窓や断熱のリフォームは今、とても注目されています。国が力を入れている分野なので、条件が合えば、費用の一部が戻ってくることも。制度は年ごとに変わりますので、「今、何が使えるか」を私たちが調べてお伝えします。使える制度を上手に活かして、かしこく暖かい住まいにしていきましょう。

 

「内窓」と並んで人気なのが、床や壁、天井そのものの断熱を見直す方法です。家をまるごと魔法びんのようにするイメージで、一度暖めた空気を長く保ってくれます。とはいえ、いきなり家全体は大変ですから、まずは“いちばん長く過ごすお部屋”――リビングや寝室から、窓の断熱を中心に手を入れていくのがおすすめです。効果を感じやすいところから始めれば、「やってよかった」という実感がしっかり得られます。

暖かい家は、光熱費にやさしいだけではありません。部屋ごとの温度差が小さくなることで、体への負担も減ります。廊下やトイレ、脱衣所と、暖かいリビングとの“寒暖差”がやわらげば、冬の体調管理にもつながります。暖かさは、家計にも、そして家族の健康にも、うれしい贈りものなんです。

 

窓辺のしつらえは、暖かさだけでなく、お部屋の印象もぐっと変えてくれます。カーテンや内窓の色・素材ひとつで、冬のお部屋は見違えるほど心地よくなります。機能とデザイン、その両方をご一緒に楽しみながら選んでいきましょう。

「暖房費が年々かさむ」「窓ぎわが寒くて、その部屋にいたくない」――そんなお悩みは、窓から見直すのが近道です。涼しくて工事もしやすい今こそ、絶好のタイミング。冬が来る前に、あたたかいお部屋の準備を始めませんか?ご相談、お待ちしています。