こんにちは。

中学受験プロ家庭教師のチャーリーです。

今回は今年度の栄光学園の社会から問題をピックアップして解説します。

 

栄光学園の社会は毎年あるひとつのことを題材にしてそれに関連する問いが出題されます。今年は「日本の地図」をテーマにした問題が出題されました。

 

【問題1】

 

【問題1 解説】

問1

旧国名に関する問題です。

 

河内国(かわちのくに)=大阪府東部

大和国(やまとのくに)=奈良県

山城国(やましろのくに)=京都府

 

ウが正解。

 

ちなみに、和泉国(いずみのくに)=大阪府南部、摂津国(せっつのくに)=大阪府北西部と兵庫県南東部。

 

 

問2

調・庸は農民が都に納める税でした。

奈良時代の都は平城京(現在の奈良市)にありました。

そのため大和国から各地に道が通じていました。

 

 

問3

東山道は、山城国、近江国、美濃国、信濃国、上野国を結ぶ道です。

現在の府県名にすると、京都府、滋賀県、岐阜県、長野県、群馬県を結ぶ道です。

これらを通って江戸に向かう街道は中山道です

中山道は上野国の次は武蔵国です。

武蔵国には現在の埼玉県と東京都、神奈川県の一部が含まれます。

 

 

問4

都に近い順に前、中、後が国についています。

たとえば、備前国➡備中国➡備後国。

現在の県名では、岡山県東部➡岡山県西部、広島県東部。

広島県の西部は安芸(あき)国。

 

【問題2】

 

【問題2 解説】

問2

縮尺が大きくなるほど広い範囲を表すことができます。

したがって、43万2000分の1の縮尺のウが正解です。

 

 

問3

重要ポイント

実際の距離=地図上の長さ×縮尺の逆数

 

実際の距離=1cm×21万6000=216000cm=2160m

 

問4

図Eの縮尺は21万6000分の1。

3万6000分の1の地図には城の絵がえがかれているが、図Eの地図には城の絵のかわりに記号がえがかれているのはどうしてでしょう?

図Eは、3万6000分の1の地図をさらに6分の1に縮めた地図です。

問2で説明した通り、縮尺が大きくなると地図は広い範囲を表すことができます。

しかし、情報量が多すぎるとかえって見にくくなってしまいます。

そのため、城を絵ではなく記号で表したのです。

「伊能図」は日本の地図記号のはじまりでもあります。

 

 

問5

f=経線、イ

g=緯線、ア

 

 

問6

h=福島県白河市

江戸と白河を結ぶ街道は奥州街道(道中)です。

 

福島の白河の関は奥州(東北)の入り口です。

江戸時代に寛政の改革をおこなった松平定信は老中になる前は白川藩の藩主でした。

奥州街道は宇都宮で日光街道と分かれます。

 

五街道については、

中学受験 社会 歴史 五街道 | 中学受験プロ家庭教師 チャーリー先生のブログ (ameblo.jp)

をご覧ください。

 

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