こんにちは。
中学受験プロ家庭教師のチャーリーです。
今回のテーマは「地球の裏側はどこ?」です。
問題
兵庫県明石市から真北へ向かって最短距離で地球を一周したときに通過する国として正しいものを下かのア~エからひとつ選び、記号で答えなさい。
ア ブラジル イ ニュージーランド ウ エジプト エ インド
(2018年度 芝中 第1回 改題)
兵庫県明石市は東経135度の日本標準時子午線が通っています。
子午線とは経線の別名で地球の北極と南極を結んだ線のことです。
ちょうど玉ネギの皮のようなイメージです。
明石市から東経135度の経線を真北へ向かってどんどん進んで行くとやがて北極にぶつかります。
北極はちょうど玉ネギの真上の所です。
最短距離で地球を一周するためには地球の円周上を通る必要があります。
明石市の地球の裏側の地点は地球の円周上を通ります。
明石市と地球の裏側の地点は昼と夜は正反対のはずです。
したがって時差で12時間違います。
経度の差では180度違うはずです。
明石市は東経135度。
イギリスは経度0度。
明石市の地球の裏側の地点の経度はイギリスを挟んで明石市とは反対側にあるはずです。
その地点を西経□°とすると、
□°+135°=180°
□°=180°-35°=45°
つまり東経135度の線上を真北に北極まで行き、そこから西経45度の線上を南極まで行くのが地球一周の最短距離だとわかります。
選択肢の中で西経45度を通るのはアのブラジルです。
ちなみにニュージーランドは東経175度、エジプトは東経30度、インドは東経75度です。
地球の裏側の点のことを対蹠(たいせき)点といいます。
対蹠点の求め方は、経度は2点の経度を足して180度になり、緯度は北緯と南緯が変わるだけです。
たとえば東経140度・北緯35度の地球の裏側(対蹠点)は、西経40度・南緯35度です。
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