こんにちは。

中学受験プロ家庭教師のチャーリーです。

今回のテーマは「金属の酸化の計算問題」です。

 

金属を燃焼すると金属と酸素が結びついて金属は酸化します。

中学入試の理科ではこの金属の燃焼・酸化の問題がよく出題されます。

 

問題

マグネシウムの粉をステンレス皿に入れ、ガスバーナーで十分に加熱すると、すべて酸化マグネシウムに変わりました。下の表は、マグネシウムと酸化マグネシウムの重さの関係を表したものです。

マグネシウムの重さ[ g ]             1.2     2.4

酸化マグネシウムの重さ[ g ]       2.0     4.0

 

(1)マグネシウムの粉約3.0gを加熱したとき、十分加熱できずに、加熱後の重さが4.8gになりました。酸化マグネシウムにならなかったマグネシウムの重さは何gですか。

(2020年度 国府台女子学院中 第1回)

 

 

➡表よりマグネシウム1.2gが酸化マグネシウム2.0gになっています。

マグネシウムと結びついた酸素は2.0g-1.2g=0.8gです。

したがってマグネシウムと結びついた酸素の比は、1.2:0.8=3:2です。

 

マグネシウムの粉約3.0gは加熱後に4.8gになりました。

マグネシウムに結びついた酸素は、4.8-3.0=1.8gです。

 

いまこの1.8gの酸素と結びついたマグネシウムの重さを□gとします。

マグネシウムの重さ:酸素の重さ=□:1.8=3:2

□=1.8×3÷2=2.7g

3.0-2.7=0.3g

酸化マグネシウムにならなったマグネシウムの重さは、0.3gです。

 

 

 

 

 

マグネシウムと同じように、銅の粉を十分に加熱すると、すべて酸化銅に変わりました。下の表は、銅の重さと酸化銅の重さの関係を表したものです。

銅の重さ[ g ]             1.2     2.4

酸化銅の重さ[ g ]       1.5     3.0

 

(2)マグネシウムの粉の約6.0gに、ある重さの銅の粉が混ざってしまいました。この混ざっている粉を十分に加熱すると、加熱後の重さが12.0gになりました。混ざってしまった銅の粉は何gですか。

(2020年度 国府台女子学院中 第1回)

 

 

マグネシウム1gを酸化すると、2.0÷1.2=1.67gになります。

銅1gを酸化すると、1.5÷1.2=1.25gになります。

 

マグネシウム6.0gがすべて酸化すると、1.67×6=10gになります。

加熱後の全体の重さが12.0gなので、酸化銅の重さは、12.0g-10g=2.0gです。

混ざってしまった銅の重さは、2.0÷1.25=1.6gです。

 

 

 

【金属の酸化の計算問題まとめ】

①金属の重さと結びついた酸素の重さの比を求め、比例式で解く。

②金属1gが酸化した時の重さをを求める。

③今回は使わなかったが、面積図やつるかめ算で解く場合もある。

 

 

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