14日は京都市内へ、都道府県対抗の
全国女子駅伝の応援に3年ぶりに行って
きました。本来プロスポーツの予定を表示
しているところに、大きな大会の看板。
石畳を歩いた先の歴代の優勝のゴール
シーンのパネル、
3年前生で観た、京都、兵庫、愛知との
トラック勝負をわずかな差で制した
大阪の松田瑞生選手(ダイハツ)選手と、
この時は4位で翌年優勝の
愛知の鈴木亜由子選手(日本郵政グル
ープ)のパネル。共に去年の世界陸上ロン
ドン大会代表メンバーですが今回は不出場。
右手に歩き、
ゲート。左のタスキに込めた想い、夢を
のせて走り出す。というメッセージいい
です。反対側、後ろには自衛隊の車両が
あります。
この先にはドラマ西郷どん、わろてんかを
中心としたNHKのブースがありましたが、
ランニングウェア姿のどーもくんとの写真
撮ってもらいました。
そして屋台村へ。
まず青森の生姜味噌おでん。拡大すると
渡辺直美は茨城出身ですが、青森の
りんごのPRも行っています。このパネル
の頭髪はりんごになってます。おでんを
買うとりんごを1個サービスで貰えました。
地面は前日からの雪でじゅくじゅくでし
たが大賑わいでした。北海道のじゃがバター
も食べ、駅弁フェアでうにといくらの弁当を
買い、岐阜の明宝ハムを兄妹夫婦ら分も
含めお土産に買い、2区の紫明通目指し
あえて西大路五条の交差点まで歩いた
後、バスで移動。途中、既に第1中継所は
ファンの皆さんがたくさん集まっていま
した。金閣寺で降りる人も多数。
北大路堀川のバス停で降りますが、
北大路通から堀川通へ、写真右手から奥へ
右折する交差点の名称は堀川北大路。
この辺りに来た頃に12：15となりラジオ中継
が始まります。300m程南に行き
堀川紫明の交差点を左折し、しばらく歩き
待機。中央分離帯のようになっている、
向こう側の公園の方に多くファンの人達
集まっていきました。
そして12：30になり、レーススタート！
1区は高校の女子と全く同じ6㎞のコース。
兵庫で走るのは、高校でも1区だった西脇
工高の田中希実選手ですが、大学や実業団
の選手もいるこの大会の1区で、高校と同様に
他の選手を引き離す走り。
中間点を過ぎると、田中選手は横に広い
集団と一緒になりますが「みんな力を
ためていた。」と感じ取り、センターライン
寄りを走りながら機を伺います。
残り1㎞で熊本の矢田みくに選手
(ルーテル学院高)が抜け出したと思いきや
世界陸上にも出場した高知の鍋島莉奈選手
(日本郵政グループ)がスパートをかけトップで
タスキ渡し。兵庫の田中選手は5秒差の5位
で須磨学園高の大西ひかり選手へタスキ
渡し。「力をためて、残り300mで上げられた。」
2区、9位でタスキを受けた大阪の高松
智美ムセンビ選手(大阪薫英女学院高)、
高校でも全国女子でもずっと2区を走り
続けていますが400m程で一気に抜き
去ってトップに。16位でタスキを受けた、
高校で2年連続の1区区間賞の長野の
和田有菜選手(長野東高)も2位グループ
につけます。
そして選手達が段々近づいて来る…！
高松選手がトップで通過！
3位、熊本の吉本ひかり選手(ダイハツ)。
4位、リオ五輪にも出場、この大会を
最後に現役を引退する三重の尾西美咲
選手(積水化学)。
兵庫県
頑張れー！！
兵庫の大西選手(右)9位で通過！手前は
高知の西松美樹選手(関西外国語大)。
他に挙げた選手も含め書いた通りの順位で
タスキ渡しして行きます。大西選手、
「チームメイトを信じてスタートラインに立っ
たが、力んでしまい、自分のリズムを作れ
なかった。」全選手通過後、地下鉄→阪急
で西京極へ戻ります。
中学生区間の3区、大阪がトップ、長野が
2位という展開は変わらない中、去年区間賞の
群馬の不破聖衣来選手(大類中)が10人抜き、
2年連続区間賞で3位浮上。
兵庫の3区は荒井中の宮島恵那選手。
8区を走る、去年全国中学駅伝にも出場し
た浜の宮中の石松愛朱加選手から
「緊張してもしゃあないやん。」と言われ
「楽になった。ライバルだけど、一緒に
走れて心強かった。」普段はライバルの
選手達がチームメイトとなって走るのが
全国女子(男子)駅伝の魅力。6位で林田
みさき選手(豊田自動織機)へタスキ渡し。
4区ではとても気になっていた選手が。
大雪の中の去年の大会で、高1ながら、
12年ロンドン五輪マラソン代表の木崎良子
選手(ダイハツ)の区間記録に迫る走りを
見せ、TV解説の1人金哲彦さんも衝撃を
受けた長崎の広中璃利佳選手(長崎商高)。
今回も青紫の帽子。28秒差の8位でタスキ
を受けますが、2.7㎞を過ぎた辺りで先頭の
大阪、長野を追い抜き、一気にトップに。
地下鉄でも、NHKの大会スマホ用HPに
アクセスして各カメラの動画でレースを
チェックできるのですが、すごい…。
広中選手残り1㎞の地点で腕時計を見る
のですが、これについて金さん、「区間新
の為には残り1㎞を何秒で行かなければ
いけないか瞬時に計算しましたね。」
そして、従来の12分40秒の記録を8秒も
更新する区間新…！「すごいうれしい。」
去年は11人抜きで区間賞も「記録を狙えた
のに、届かなかった。納得いかないところ
があった。」と4区出場を志願し、見事快挙
を成し遂げました。3年前は9区トラック勝負
で応援した兵庫の林田選手は5位で須磨
学園高の太田麻衣選手へタスキ渡し。
長崎の5区は昨年の日本選手権で
3000m障害優勝の森智香子選手
(積水化学)、差を更に広げ2位とは30秒
以上の差で独走。そんな中兵庫の太田
麻衣選手は2位に浮上し、西脇工の後藤夢
選手へタスキ渡し！「残り400mぐらいで
スパートし、希望が湧く2位でつなげた。
県高校駅伝で西脇工に負けた分、
(今回の)都大路にかけていた。」
1区鍋島選手が区間賞の高知、順位を
下げてきていたとはいっても過去最高の
25位を上回る順位で来ていましたが第5
中継所では次に渡す選手が出て来ず、
5秒程ロス…。
6区の間に西京極に戻ってきて、
買っておいた、うにいくらの駅弁と、
筍、ひき肉、天かすも入った讃岐うどん
食べます。
屋台村でもこのようにTVでPVが
行われていますが、
電気自動車の電源を使ったPVも。
レースの方は、兵庫の後藤選手が先頭
長崎の弟子丸小春選手(諫早高)との差を
縮めて行くのですが残り1㎞を切り一気に
追いつく！抜く！！1年生弟子丸選手も抜き
返す！この熱戦に思わず小さな声で
「後藤さん頑張れ！」と口に出します。
弟子丸選手がトップ維持、後藤選手は2秒
差で須磨学園高の樽本知夏選手へタスキ
渡し。そして後藤選手は区間賞！
「みんなが苦しい上りで仕掛けた。」
高校駅伝の時と同様に、ビジョンの下の
方の席に着席。
四国勢ののぼり、横断幕。
樽本選手ら、県大会で敗れた須磨学園高
の選手達はこの大会にピークを合わせてきま
した。「悔しかったけど、ここで頑張ろうと調整
してきた。」今大会兵庫チームのコーチを務め
られた、お母さんのつぐみさんも、かつてこの
大会で走った選手、様々な助言を受けたそう
です。
6区の後藤選手とは小学生時代からラン
ニングクラブで競い合ってきた仲。「強い
(後藤)夢に勢いをもらった。」序盤で先頭の
長崎の吉塚有紀子選手(川棚高)を抜き、
トップに。そして2位に30秒近い差をつけて
石松選手へタスキ渡し！6区後藤選手に
続く区間賞！
8区の石松選手についてもう1人TVで
解説の小林祐梨子さん曰く「上り坂が
得意で平坦かのように走るタイプ。」
ぐんぐん後続との差を広げ、2位大阪に
1分5秒の差をつけ、
アンカー福田有以選手(豊田自動織機)
へタスキ渡し！
福田さん
頑張れー！！
石松選手、福田選手へのタスキ渡しの時の
笑顔が、めっちゃええ笑顔！区間新にあと
1秒の快走！3区間連続区間賞！
「前半を飛ばし、ラストも上げられた。
新記録に届かなかったのは悔しい。」
2位グループは長崎の野上恵子選手
(十八銀行)、京都の一山麻緒選手
(ワコール)、大阪の大森菜月選手(ダイ
ハツ)が競い合いますが9区10.0㎞の
中間点で兵庫の福田選手との差は1分
弱、金さん「余程のことが無い限りは、
兵庫の福田さんが逃げ切ると思いま
すね。」
頑張れ、福田さん…！
心拍数がすごいことになってきた…。
そして…、
福田選手が最初に競技場に戻ってきた！
兵庫県
頑張れー！！
福田さん
頑張れー！！
をひたすら連呼。
もっと大きな歓声となったのが、
長崎の32歳野上選手(手前)と地元京都の
20歳一山選手の激しい2位争い！！
この後…、
兵庫県、14年
ぶり4度目の
優勝！！！
号泣。文句無しでスポーツ生観戦史上
最高の場面です。福田選手「どれくらい
リードしているか分からず、京都や千葉も
強いので飛ばした。中間地点で50秒開い
ていると聞いて、落ち着いた。」榎本隆夫
監督「『陸上王国』と言われながら優勝
が遠かった、本当に長かった。」また、
今回は選手全員が阪神・淡路大震災後の
生まれ、前日のミーティングで榎本監督
「頑張っている姿をアピールしよう。」
2位争いは第4コーナー過ぎたところで
一山選手が引き離し京都！10位台だっ
たりもしましたがここまで上がってきまし
た。一山選手「優勝が一番だったが、
一つでも良い順位でゴールできた。そこは
良かった。」
去年は猛烈な追い上げで優勝の京都
まで2秒差までトラックで迫った、マラソン
実力者の岡山の小原怜選手(天満屋)、
4位でのゴール。
大阪の大森選手は5位でのゴール。
去年のクイーンズ駅伝(全日本実業団
女子駅伝)で3区区間賞の神奈川の堀優花
選手(パナソニック)は6位でのゴール。
8位入賞争いも激しい！(手前から)福岡の
木村友香選手、愛知の鷲見梓沙選手は共に
去年のクイーンズ駅伝でユニバーサルエン
ターテインメント優勝メンバー。長野の佐々
木文華選手(第一生命)惜しくも入賞ならず。
去年の世界選手権代表メンバーの静岡
の清田真央選手(スズキ浜松AC)は10位
でのゴール。
みんな頑張れ！
母校・須磨友が丘高の兵庫チームで
走った事もある群馬の竹地志帆選手
(ヤマダ電機)は11位でのゴール。
リオ五輪代表メンバーの東京の関根
花観(日本郵政グループ)選手は14位
でのゴール。
高知はアンカー松田杏奈選手(京セラ)
力走で過去最高16位！
香川県
頑張れー！！
県としての目標は7年ぶり30位台だった
そうですが浜亜由美選手(今治造船)
30位でのゴール！全47チーム無事に
タスキが最後までつながりました！
バンザーイ！！
スタンドを後にして公園内を歩いていると
チームメイトや関係者の人らと談笑している
選手も多い中、4区区間新の長崎の広中選手
も見かけてびっくり。
このような号外も配布されていました。
選手の皆さん、感動をありがとう
ございました。そしてお疲れ様でした。