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動と静
神道、仏教、修験者を通して、侍たちが何を得て闘いを捉えていったのか、
修行僧が厳しい「動」的修練の中でふと「静」的現象「閃き(キハ現象)」が訪れる時があります。
鍛錬とは「動」として、単に体を厳しく鍛えることではなく、
宇宙や自然に心身を同調させ、
アドレナリンを超えた信仰心が肉体に宿るプロセスを経て極限の「動」に至ったと言えます。

信仰を得た武士や武術家が「鎮魂」など「静」を重視したのは、単なる信仰心からではなく、
「動の中の静」
極限状態(戦など)でのパフォーマンス重視という極めて実利的な理由からです。

古来より「魂が浮く」と言う言葉は戦などで、恐怖や興奮で心が千々に乱れ、体が言うことを聞かなくなる状態です。

戦闘者達は不動心を目指した中で、更に大きなものを得たのてなした。

「魂を鎮める」とは
深い呼吸や型の反復、あるいは滝行などの禊(みそぎ)を通じて、心を静寂に保ち、
雑念を捨て隅々まで真の集中力を見つけます。

「不動心」や「平常心」の正体を突き詰めていて付随したものだったのでしょう。

事は更に深くなって行きます。
命掛けあった戦国の武士達が何故「静」の術を求めるに至ったのかは言うまでもありません。

魂鎮(たましずめ)、禅や瞑想、祈りや護摩焚き、小河原流礼法等、
全て「静」を基調に精神性を重視しました。

更に、素朴さや静寂の中に、わび・さびが萌芽し、茶道や水墨画、書院造、枯山水等、
「静」の中に美を見出す東山文化

いづれも心を静める事を意中とする、我が国独特の精神文化です。

動的鍛錬で極限を極め、実戦で最良の「静」を見出す究極の戦闘術
「動」と「静」が混在した世界が、
日本武道の真髄なのです。

室町に入り武道が推奨され、小笠原流礼法が取り入れられ、武道がその精神性を正式に引き受けました。
戦乱の世を沈めるための策として、礼を重んじる武道を広めただけではありません。
戦う心の本質を掴み、個人がより強くなるために体系化させるものだったのです。


武から生まれた所作法
常に死と共にあり最高の心身状態にする術を知り抜いていたからこそ、
日本独特の礼など「静」の作法が生まれたのです。


静波(アルファ波)と最高のパフォーマンスを見つけた武士

煩悩溢れる争いでの戦いではなく、不動心(プレッシャー無く)から自然に最高のパフォーマンスを生む手法なのです。


自他一如(じたいちにょ)精神の導入
「自他一如」とは、戦いにおいても自分と他者の区別をなくし、宇宙の真理(道)において一体であると悟る境地です。

いつ始まったか
江戸初期、僧侶である沢庵宗彭(たくあん そうほう)が柳生宗矩に説いた『不動智神妙録』あたりで、武道と禅が完全に融合した時期です。
武士道への影響「敵を倒そう」という執着(我執)があるうちは心が止まってしまい、かえって隙が生じます。
自分と相手を一つの流れとして捉えることで、不必要な力身を避け、自然体で対応する精神が養われるというものです。

相手を「倒すべき対象」ではなく「自分の一部」として捉えることで、対立概念を超越した状態です。


佐山武道の内観法(内観術)

基底内観
「超波」「不動波」

基本基底
「常波」「静波」「深波」
これらは意識の「深さ」や「質」の土台となる状態です。

内観
「乗波」「超乗波」


◆超波(ガンマ波30Hz超 的要素)
極限の瞬間覚醒(瞬間に出る最大値)
意識が一瞬に凝縮され、爆発的(アドレナリン)な出力を生む姿
=火事場の馬鹿力等
アドレナリン神経全開(まるで100Hzの様な)パワー・スピードの習得技(持続性はなく必要もない。実戦では100%出す必要もなく、リラックス状態(静波)からの閃きスピードを細かく出すための布石)
攻防に耐性も出来る。

◆不動波(情動(特に恐怖・不安等を無にするフィルター的波動)
+優波(優位にいる余裕的波動・超乗波を神速で出だすガンファイターの如く。
ミッドアルファ波11Hz〜ベータ波15Hzまで内)

◆常波(ベータ波13Hz〜30Hz的要素)
日常的意識。論理的思考や分析をする。
「迷い(疑念・恐怖)」として現れ、
=集中を妨げる雑念ともなる。

◆静波(アルファ波7Hz〜13Hz的要素)
心身の不必要な力みが抜けた状態。
ここが確保されて初めて、次の段階への移行が可能になります。
=明鏡止水の心境

◆深波(シータ波 4Hz〜7Hz 的要素)
常波から静波へ以降させる要素
自己と他の境界が消える状態。
=深い潜伏

◆乗波(SMR波(12Hz〜15Hz)=予超波)ミッドアルファ波
緊張が溶け超波へ移行しようとする予備動作の状態。 
=不動心体制
乗波(じょうは) = 静波 + 予超波
 「静の中の動」への移行プロセス
単なるリラックス(静波)に、爆発の予兆(予超波)を共鳴させる状態です。

◆超乗波(SMR波(12Hz〜15Hz)→超波)
身体が自然と最高な状態に動いてしまう。
対象物がスローモーションや止まって見えたり、
技などが思うように決まる。
=神速誘導エネルギー

超乗波(ちょうじょうは) = 深波 + 超波
武道における「神速」と「不動心」の合致
 「自他境界の消失(深波)」と「極限の集中(超波)」が同時に起きる、まさに精神学的なゴールです。