先日、久しぶりに藤原先生と食事をしました。


赤い電動車椅子でステーキレストランに行ったのですが、


長く合ってなかった先生は白髪も染めず、真っ白くカッコ良かったのですが、

昼間から呑んでるのも手伝い目が違っていました。


私の変り様が分からなかったのです。

「アレ!何でこにいるんですか?」

まったくの他人口調でした。


「何を言ってるの?佐山ですよ」


それでも私が痩せた事でまだ信じていません。


「先日、テレビ見ましたよ。かっこいいですね博士の役」


ああアレかと思い、

「ああ、再放送のヤツですね」


かなり昼間から呑んだらしく、

「ギターないけどアレ歌ってよ」

と催促

完全に間違えている。


無理もない私はリハビリ生活とコロナ規制で、大阪に行けず散髪をしてない。

髪が伸び放題だいで、おまけに15キロもやせています。


先生と一緒に行った人が佐山さん

ですよと説得してくれ、

ようやく納得した先生は、突然膝蹴りといういつもの暴挙に出てきた。


杖が吹っ飛び私はお店でひっくり返りそうにりました。


恐々と食事会も終わり、帰るときになると、


更に酔った先生は勝手に電動車椅子に乗って行ってしまいました。


皆が慌てて追いかけましたが改造しているので間に合いません。


心配なのは高速に入って逆走することです。


私が心配なのは先生よりも椅子の方です。


しばらくすると近くの池の方でサイレンが聞こえてきました。


急いで駆けつけると何台もの赤色灯が回転していました。


近づいて池の方を見ると魚が沢山浮かんでいるのです。


そう電動車椅子ごと池に落ちて、

魚が感電していたのです。


ふと見ると事情を聞かれている酩酊状態の男がいました。


先生かなと思ったのですが、

パーマのかかった黒髪の男ででした。


たが違いました。


先生も一緒に池に落ちたらしく感電し、

髪の毛が黒く焦げチリチリに逆立っていたのです。