武道にとって重要な概念、
「形而上」と「形而下」

形而上(けいじじょう)とは、
精神的なもので、

物質的な現実を超える、抽象的なものでもあり、

一見、目に見えない側面かつ高次元の存在です。


一方、形而下(けいじか)とは実戦鍛錬や叡智に裏打ちされた、物質的な現実の事です。

絶対に勝つ(或はやれる)という目標的概念も、

よく具体的なイメージを描けと言われますが、

これも集中を自己に入力する形而上と、実現する形而下が織りなすものなのです。


形而下の充実による確信を備えるべく、
常に形而上が備わって、形而下と共に充実する様は、

修験者のような超常的鍛錬となるでしょう。

理念、真理や原理、精神的な価値観などが含まれ、
(ここでは宗教の事をいうのではありません)

これらは物質世界を超越する、

日本武道の神髄

「武魂統一」なのです。