ハンシンと酒さえあれば 2022春④ | よっすぃ~のブログ

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呑み食い遊びのコラム

今回は、外国人選手の獲得についてです。


昨シーズン、阪神はアルカンタラ,チェン,ロハスJr.の3選手を新たに獲得しました。


チェンは、先述した通り、お手頃な年俸の単年度契約ならば保険として無くはなかったと思いますが、高額の2年契約までして獲得したのはさすがにやり過ぎでしたね。


更に問題なのは、KBO(韓国プロ野球)経由で獲得した、アルカンタラとロハスJr.です。

KBOは、MLB入りを狙うようなごく一部の選手とその他の選手との力量の差が大きく、全体としてのレベルがNPBよりも格段に低いのです。

過去の事例からも、KBOでの好成績がNPBでの活躍を担保しないのは明らかなのですから、いい加減に学習すべきでしょう。


KBOから選手を獲得するなら、シーズントータルの成績からではなく、トップレベル(NPBの一軍レベル)の選手との対戦成績から実力を判断しなければならないのです。


また、KBOに限らず、好プレー集のような映像だけを見て選手の実力を過信してはいけません。

それは選手側の代理人やインチキスカウトの作成したプロモーションビデオに過ぎないのですから。

江越のホームラン,好守備,好走塁のシーンだけを集めた映像ならMLBのプロスペクト級の選手のように見えるでしょうし、藤浪だって速球やフォークがいいところに決まった奪三振のシーンだけを集めた映像ならどえらい投手のように見えるでしょ?


打者なら凡退したシーン、投手なら失点した/失点に至ったシーン、つまりうまくいかなかったシーンにこそ真の実力が現れるものなのです。

これは、野球等のスポーツ分野に関するスカウティングに限らず、あらゆる分野の実力分析における常識です。


近年の阪神の、少なくとも海外選手に対するスカウティング能力は、レベルが低いと言わざるを得ないでしょう。

コロナ禍は、言い訳になりませんよ。


では、今回はここまで。