震災アスベスト被害 | 悪性胸膜中皮腫と診断を受けて8年目を迎えましたが、いよいよ来たかな

悪性胸膜中皮腫と診断を受けて8年目を迎えましたが、いよいよ来たかな

平成28年7月突然の「悪性胸膜中皮腫」確定診断。その後「中皮腫サポートキャラバン隊」中心に全国行脚を展開しながら治療を続けてきました。お蔭で7年を経過致しました。ここにきて、腫瘍が両肺多発転移してあることが分かり、これからは好きなことをしていきます。

皆さん、こんにちは






昨日、地方の30代の中皮腫患者さんとZOOMで話しました。



彼には2歳のお嬢さんが2人いると聞きました。



30代で罹患されるとは一体どこでいつアスベストに暴露したのか?


ご本人の記憶の中では、

東日本大震災の瓦礫の撤去のボランティアで被災地へ行ったことしか記憶にないそうです。



東日本大震災は2011年ですから、まだ13年しか経過しておらず、それが原因とは一概には言えませんが、中皮腫患者さん中にはアスベストばく露して10年ほどで中皮腫に罹患されるケースも稀にある報告もあります。


労災の認定基準も10年前以降となってます。


自分が良かれと思って、やってきた好意が仇となって自分の身体に振り返ってくるとは本当に悔しくて切なく思います。



阪神淡路大震災でも、すでに震災でのばく露が原因と認められた被害者も少なくとも数名います。



今後、震災の瓦礫の撤去作業や人助けで働いていた方やボランティアの方々から中皮腫やアスベスト関連疾患に罹患される方はどんどん増えてくると思います。



今回お話しした若い働き盛りの患者さんのような年代の方々もまだまだ出てくると思います。



国も他人事のように振る舞わず、予防、治療、補償のことを真摯に受け止めて責任を果たして欲しいと思います。