タルクとアスベスト | 悪性胸膜中皮腫と診断を受けて8年目を迎えましたが、いよいよ来たかな

悪性胸膜中皮腫と診断を受けて8年目を迎えましたが、いよいよ来たかな

平成28年7月突然の「悪性胸膜中皮腫」確定診断。その後「中皮腫サポートキャラバン隊」中心に全国行脚を展開しながら治療を続けてきました。お蔭で7年を経過致しました。ここにきて、腫瘍が両肺多発転移してあることが分かり、これからは好きなことをしていきます。

皆さん、おはようございます。




パンチさんが昨日、ベビーパウダーで米国で数万件の訴訟を起こされたJ&J(ジョンソン&ジョンソン)が会社を分割して、破産手続きをし、損害賠償額を低額にする狙いがあることの記事を書いていたので、リブログさせていただきました。

ベビーパウダーのタルクが原因でアスベストをばく露し、数十年後にアスベスト疾患を引き起こす危険性があることはよく報道されています。

が、しかしタルクがアスベストではありません。

純正なタルクにはアスベストが混じっていません。


しかしタルクを原料とした商品の中には、不純物であるアスベストが混じった粗悪品も一部出回っています。

その粗悪品を使用した方がアスベストをばく露し、その中で数十年後に中皮腫のようなアスベスト疾患を発症される方がいます。





タルクそのものが悪い訳ではなく、不純物つまりアスベストが混ざったタルクがアスベスト被害を生んだのです。


タルクが獲れる近くには良く似たアスベストも存在するそうで、間違ってアスベストをタルクと一緒に採掘してしまった結果といえます。





しかし、米国の損害賠償額は日本と比べ物にならない額になるだけに、こういった裏の手も存在するのでしょうか。



ただ日本も、建設アスベスト訴訟では最高裁は国とメーカー側の責任を認めましたが、国は和解に応じていますが、メーカー側は応じようとはしないのには、やはり高額な損害賠償額のためなのでしょうか…


こんなやり方で被害者から逃げて良いとは思えません。


本当は、国、メーカーは全てのアスベスト被害者に対して、輸入を許可した責任、使用させた責任、使用した責任を取って欲しいと思います。