曇り空はどこまで続いているのだろうかと空を見上げればいつものあの目の縁が鮮やかな赤い鳥が飛んでた。
おれはまだ森の中にいて抜け出せない。
昼間は体に入ってこようとする文字や声を完全に遮って夕方を待つ。
夕方は次第に色がなくなっていきおれをコンクリートの道路に沈めていくようだ。
朝が来て昼が来てどこをどうやってつながってきたのかまたここにいる。
おまえと来るときだけじゃない。
おれはいつでもここにいるよ。
考えるんだ。
それは思い浮かべるということじゃなくて。
必死にものをつなげるんだ。
苦しい作業なんだぜ。
いろんなことをいっぺんに。
百時間くらいあればいいのに。
そうすればまたいっしょにいれるし。
雨が降りそうな遠くからの風のにおい。
世界の全部から聞こえてくるように木がざわめいてる。
おまえは今どこにいる。
気にはしてんだ。
ごめんね。
今は好きにさせてほしい。
