あの夜、君はたくさんのことを話した。
すごくみっともないこととかを自慢げに語った。
君は何も着ていなかった。
君はすごくだめな子だった。
ぼくはもうすごく眠くて今にも眠りそうだった。
ぼくは君の大切な部分をなでていたから思うことができた。
ぼくが世界にとってまだ価値がある人間だということを。
君はずっとしゃべっていた。
そんなふうにしゃべる女だなんて知らなかった。
もうやめてほしかったけど、それを言ったらわがままだと思った。
ぼくはずっと君に迷惑をかけてきたんだから。
これまでずっとぼくは君を欲しがってた。
君は逃げることでしか正気を保つことができなかった。
君は話し続けた。
泣いているのかと思った。
そうじゃなかった。
心が病気のように君は得意げだった。
本当にこれはおれが欲しがってたものなのか。
もうよせ、とおれはそう言った。
赤黒い器官の毛細血管に血が巡らなくなった。
もうやめてくれと思った。
おまえは言った。
ごめんね。
もうよすよ。
ちょっと時間が過ぎた頃だった。午前四時くらいだった。
カーテンから空が白くなってきたから。
恥ずかしそうにおまえは言ったんだ。
ごめんね。本当に。
おれは器じゃなかった。そう思った。
でも、それでやっとおれも夢中になった。
確かにおれは小さな男だった。
おれはそんなことばっかだよ。
おまえのせいじゃないさ。
好きだよ。
大好きだよ。
ミスキム。
