還暦オヤジのタイ音大留学日記 -4ページ目

還暦オヤジのタイ音大留学日記

定年退職してから音楽学校に通いだし、タイの国立大学音楽学部に入学。バンコクで音楽ライフを楽しむ還暦オヤジの日記です
趣味はピアノ、サックス、曲作り、ゴルフ、クッキーを焼くこと。最近のマイブームはタイの果物でジャム作り

作曲のレッスン

いま作曲を教えてもらっている先生がお二人います。マヒドン大学のDr. Narong先生と、渋谷の音楽学校でオーケストレーションを教えて頂いたイチノセキョウ先生です。


今回は、いまでも月2回オンラインでリモートレッスンを続けてもらっているイチノセ先生の教えについてお話しします。


イチノセ先生は東京藝大作曲科で学ばれた現役の作曲家で、現代音楽からアニメ映画の音楽まで様々な分野で幅広く活躍されています。海外での受賞歴もあり国際的にも活躍されている方です。たまたま僕が入学した年に「オーケストレーション概論」という講座を立ち上げられました。


渋谷の音楽学校で


その前年までは学生が作ったオーケストラ曲の優秀作品を実際にオーケストラで演奏してくれるという魅力的な授業があって、実は僕もその授業を目当てにしていました。素人の作った曲をフルオケで演奏してもらえるなんてコンクールに入賞でもしない限りあり得ないと思っていましたから。いろいろ事情はあったようですが、入学の前に担当の先生が辞められてオケ演奏も無くなってしまいちょっと残念に思っていました。


その代わりにイチノセ先生が立ち上げたのがDAW(音楽制作ソフト)とオーケストラ音源を使って自分のオーケストラ演奏を作ってしまうという画期的な取り組みでした。これがとても素晴らしく役にたつ講座だったんです。イチノセ先生は作曲もですがDAWの使い方にも造詣が深く、オーケストレーションの基本から応用まで音作りもしながらそれはそれは丁寧に教えてくださり、とても多くのことを学びました。DAWはAppleのLogic ProかSteinbergのCubaseのほぼ二択で、僕はWindows PCなのでCubase proを使っています。音源は英国Spitfire社のBBCオーケストラを授業で勧められ購入しました。


とはいえ、ハイスペックのPCと良い音源があればいい曲が作れるわけもなく、また本を読んでダブリングの知識を得ればオーケストラ曲を書けるわけもなく、、、、


赤本で勉強を続けることに


音楽学校の2年間でオケ音源も使って何曲か作ってはみたものの、やはりポップスのようにメロディと伴奏という域を抜けられていないと自覚していました。そういう中でもフーガの曲を作った時はいろいろな本を読みあさって勉強したり、先生たちにアドバイスをもらいながら取り組んだおかげでそれなりのものにはなりました。そうした2年間の授業を通じてもっと基本的なこと、和声や動機の展開といったことについて基本的な知見と経験の積み重ねが必要だということを身に染みて感じました。


そこで、タイに来てからもイチノセ先生のレッスンは継続してもらい、和声についてはいわゆる赤本、藝大和声とも言われている島岡譲先生の「和声理論と実習」(60年も前に執筆された!)という教科書を使って課題を解いては見てもらっています。最近は和声らしい実施ができるようになってきましたねと言ってもらえて励みになります。来月からはようやく近親転調に入るところではありますが、楽器演奏の基礎練習のようなもので、毎日コツコツやって少しずつ身につけていくしかないようです。急がば回れ、とはいうものの第二の人生そんなに大回りしてる時間も残されてないのですが、、笑