年末に 午前十時の映画祭 の企画で「ニューシネマパラダイス」を観ました。
「ニュー・シネマ・パラダイス」上映作品詳細 - 午前十時の映画祭15 デジタルで甦る永遠の名作
思い起こせば、35年程前に友人に誘われて地元のミニシアターで観ました。
当時はメジャーな映画館では上映されていなかった。と思います。
観終わったあと、
近くの席に座っていた怖そうな黒人男性がボロボロ泣いていたことが、今でも印象に残っている。![]()
当時20歳の僕は「良くできた映画」だと感心はしたものの、泣くほどでもなかったという冷酷さ。。
若さゆえの感受性の無さ。でした。![]()
あれから、35年。
歴史を勉強したり、子育てももうすぐ終わる程度の経験を積み、苦労もそれなりに経た状態。
映画館で見ると、当時は気づかなかった演出がわかるわかる。![]()
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・戦後の敗戦国イタリアは貧困状態。シチリアは尚更。![]()
・夫(戦死)なき母親。貧困と子育てに対する不安とイライラ。![]()
・サルヴァトーレは幼少時代は司教に仕える祭壇奉仕者。母子家庭&貧困層に社会的に庇護される立場。![]()
・映画館は村の唯一の娯楽。文字を読めない人たちが外国文化を知る情報源。
・イタリアはカトリック派が多数を占める。カトリック教会が道徳の規準のため、キスシーン等はご法度。
・映写技師はブルーカラー階級。
・サルヴァトーレに「村には絶対に帰ってくるな」と進言したアルフレードの心情と、それを頑なに守ったサルヴァトーレ。
完全版ではアルフレードがエレナを断絶させた動きも描かれているらしいですね。ぜひ観たい。
当時、文化の中心は北部ローマにあり、アルフレードにとってのシチリアは「未来を求める者は去らねばならなかった土地」だった。
・本気で好きになったエレナ以上の人はおらず、女性と長続きしない。(恐らく)
泣きました
幼少の頃の行動パターンや、青年期の失恋などの苦い経験は、私自身の経験とも重なり、今も切ない思い出。
最終シーンで、ベテランとなったサルヴァトーレが自身の試写室でアルフレードが残したフィルムを視聴するシーンと、同じ座り方で疑似体験。最高の音楽も相まって自己投影し、自然に涙が流れました。![]()
映画って本当に良いですね~。![]()
















































