医師不足 からだ鍛えて 助けよう
最近、全国各地で「医師不足」などによる「医療崩壊の危機」が叫ばれています。
月刊誌『WEDGE』7月号の特集「医療崩壊の危機」で、一橋大学国際・公共政策大学院 井伊雅子教授は
「24時間365日、夜間でも休日でも、軽症の患者が、自分の都合でコンビニ的に病院を利用する一般の患者が、この数年で激増している。
少し腰が痛いとか、腹痛がするといった症状で、夜中に救急車を呼んで病院に来る人も少なくない。
そのような患者の対応で、当直の医師は一睡もできず、へとへとに疲れてしまう。(中略)
疲れ果てた医師たちが、医療の現場から次々と立ち去っている。」 と述べておられます。
また、地域医療の救世主として各地で活躍され、現在夕張医療センター長の村上智彦医師は、日本経済新聞(6月23日付夕刊)で 「夕張でも軽症なのに、すぐ119番通報するなど、救急車をタクシー代わりに使う人や、深夜に目薬をくれとコンビニ感覚で病院を訪れる人が少なくなかった」 と報告されています。
本当に必要なときに救急車を呼ぶのは当然ですし、無理に我慢せず、早期に医療機関に掛かる事は大切です。
私の父は、我慢強い昭和ヒトケタ人間というのが災いし、病院になかなか行かなかったため、ガンの発見が遅れ、それが原因で亡くなりました。
そんな経験もしている私ですが、自分の都合で、あまりにも安易に病院を利用するのは、やめてもらいたいと思っています。
その改善策のひとつとして考えられるのが、「身体を鍛えること」です。身体を鍛えて健康になれば、自然と医療機関に掛かる率は下がってきます。
上記の村上医師が、お年寄りに体操の指導をしている場面が、NHKの特集番組で紹介されていたくらいです。
私のイメージから早合点してほしくはないのですが、「筋肉を付ければ」→「病気が治る」などと短絡的なことを言いたいわけではありません。
身体を作る(体力を付ける)には、「運動」「栄養」「休養」すべてが揃っていなければなりません。
だから、身体を鍛えている人は、食事や睡眠などにも気を配っています。
身体を鍛えている人は、こうやってトータルで健康を得ているのです。
また、身体を鍛えていれば、上記の記事の「少し腰が痛い」くらいで救急車を呼ぶことはありえません。
それは、日頃身体を動かしている人は、動かしていない人に比べ、自分の身体の状態を把握する意識が高くなるからでもあります。
当然、身体を鍛えることで、その「腰痛」も軽減できます。
みなさんも、身体を鍛えて、安易に医療機関に掛からずにすむ身体を手に入れましょう。
そして、医療崩壊の危機を、少しでも救っていきましょう。