子供の遊び | 叩き上げおっさんトレーナーの独自の視点

叩き上げおっさんトレーナーの独自の視点

(旧『ツッコミおやじのフィットネス川柳』、『おっさんトレーナーのツッコミ生活』)
41歳のとき時給800円で飛び込んだフィットネス業界で、現在パーソナルトレーナーとして働くおっさんの、現場叩き上げの独自の視点

   遊ばない  子供のための  SAQ


 ずいぶん日が経ってしまいましたが、ちょうど1ヶ月前、5月5日は「こどもの日」でした。


 私は子供が(現在は妻も)いないので、そんなことはすっかり忘れていました。


 文部科学省の統計によると、子供の体力は、とにかく年々下がり続けているそうです。


 ほとんどの体力要素が低下しているそうですが、とりわけ敏捷性やバランス感覚といった神経系の能力が落ちているように思います。


 「スキャモンの成長曲線」でわかるとおり、幼児期から小学生年代にかけて、神経系の能力が最も発達します。

 何事も大人より子供の方が習得が早いのはそのためです。


 ところが、我々が子供の頃(昭和40年代)に比べ、今の子供は外で遊ばなくなりました。

 たまに外へ行ったとしても、ひどいことに公園のベンチでゲーム機で遊んでいたりするそうです。


 これには、環境も大いに関係しているのでしょう。


 昔は、自宅の周囲に雑木林や空き地さらには田んぼまでありました。これらはすべて公園のようには整備されていない所です。

 こういった未整備の所で走り回ったり、木に登ったりしたことが、自然にバランス感覚や柔軟性(しなやかさ)を向上させたのでしょう。


 また公園に行ったとしても、ゲーム機(もちろんそんな物なかったので)などするわけはなく、「鬼ごっこ」や「缶蹴り」あるいは野球をしたりして、とにかく毎日外で遊んでいました。

 これらの遊びは敏捷性を高めるのに非常に役立っていたと思います。


 つまり、我々は遊びの中で、自然に運動神経を磨いていたのです。


 では、外で遊ばなくなった現代の子供はどうすればいいのでしょう?


 そのために今多くの所で活用されているのが、「SAQトレーニング」です。


 「SAQ」とは、S:Speed (直線的なスピード)、A:Agility (素早い方向転換や切り返し、左右や後方への速い移動)、Q:Quickness (静止状態からの速い反応と動作)のこと(『SAQトレーニング』日本SAQ協会監修、ベースボールマガジン社)で、もともとはアスリートのためのトレーニングとして開発されたものです。


 我が国には「日本SAQ協会」 という団体があり、ここが子供用にアレンジして、現在普及が進んでいます。


 ちなみに、私は「日本SAQ協会レベル1インストラクター」の資格を持っていて、現在子供ではなく、一般向けにアレンジしたものを、フィットネスクラブのスダジオレッスンで実施しています。