トレンドって案外長く持続するものなんですね...なんて他人事のように言ってしまうにはあまりに強烈な
円高が進んでいます。というより欧州通貨やオセアニア、それにアジア通貨に対して進行していたドル売り
が最終的に対円でも他の通貨にキャッチアップするように吹き出てきたと解釈すべきなんでしょう。
コントラリアンという相場へのアプローチのしかたがあるということをご存知の方は多いと思います。
山崎翁の‘ひとの行く裏に道あり花の山’にいみじくも言い当てられていますが、要は大勢が一致して
思い込んでいることは往々にして間違っていることが多い、とか大勢が同じようなViewをもってポジションを
建てている場合、相場はその逆に振れるものだという考え方です。
私もそのような考え方に対して否定するものではありません。 ただ、ドル円に関して今の段階でコントラリ
アン的な立場をとることにはあまりに危険を感じます。それほどアメリカ経済の今後の見込みについて
否定的にならざるを得ないからです。 こうなると2005年1月の安値101.67が市場にとって格好のターゲット
になっているのは間違いないのでは? というより単なる通過点?
ドルベアではあるけれど金利差で旨みのある豪ドル円やキウイ円などでロングにしている投資家だったら
そのポジションはキープしておきたい、でも為替差損は負いたくない、どうしよう??と考えたら常識的には
‘そうだ、ドル円を売ろう! ドル円だったら金利差もそれほど大きくないからスワップの払い額も大して無い
しAUD/USD(やNZD/USDなど、要するにドルストレート)でのUSDショートポジションが合成できるじゃない
か!’と考えるのが自然ではないでしょうか。 これこそヘッジの発想ともいうべきものです。
とりあえずドル円は1月23日の安値104.95を背にしたドルショートメイクが進んでいるのは確かです。