昼間は「夏日」、夜には「木枯らし」
今年の阪神のような「気まぐれな気象」でした。
<2011年の阪神タイガ-ス>
10.24の最終戦は何とか勝ち、真弓さんの監督として指揮する公式試合は「終了」した。
「任務完了」とは、とてもいえない。
2年ぶりBクラスの4位ですから。-----
本日10月25日、 真弓さんの「退任(解任じゃないの?)会見」でした。
開幕前は「優勝」を目指し、十分優勝できる戦力といわれながらも、終わってみればB
クラス。
「勝てたはずの試合を落とし」
「勝たなきゃいけない試合は落とし」
「得点しなければいけない場面で無得点」
「失点してはいけない場面で大量失点」
悉く、後手、後手を踏んだ挙句に、裏目、裏目に出ていく、ファンにとっては長く苦しい1年でした。
悔しいとか、悲しいとかを通り越して笑うしかない。ぐらいに。
↓
ディリ-スポ-ツのトラ番記者が連載した「真弓阪神3年間の真実」で、改めて知らされた数々の「事実」には、驚き、呆れるものばかりでした。
(どこまでが真実であるかは分かりませんが、「ほぼ真実」だと思われます。)
ファンの多くの方々は既に読んだことでしょうから、ここでは詳しく書きません。
ひとつだけ書くとすれば、予想はできたこととはいえ、試合のスタメンの選定から、試合での作戦面での殆どすべては木戸コ-チが決定し、投手のロ-テ、試合での起用は久保コ-チが決定と、殆ど全ては二人の担当コ-チの決定に任せていたようです。
真弓さんは、試合前のシ-トノックでポジションに付く選手に向かって「スタメン?」と声をかけたり、試合中に送りバントを決めた選手をベンチで迎えながら「バント?」と聞いたこともあったそうです。
道理で、試合後の監督談話も、細かい作戦面のことを聞かれても「よかったと思います」と、間の抜けた受け答えが殆どだったわけです。-----
だからといって、二人のコ-チの責任とは思いません。
不可解な作戦、選手起用等に、やる気を削がれていた選手や失望するファンをも見殺しにして、そうした溝を3年も見過ごした監督の責任は重大だと思います。
まあ、これで今年の阪神の公式戦は「終わり」。
切り替えて、明日からは、内定している新生「和田体制」での「始まり」。
和田さんの引退セレモニ-でのよどみない立派な挨拶は今でも忘れられません。
和田豊(阪神) 引退挨拶 (2001.10.01)
http://www.youtube.com/watch?v=Gjlis52RfkA&feature=related
すくなくとも、この挨拶を観れば、人格は信用できます。信頼もできます。
数日後には「和田監督」の新たな船出となることが濃厚です。
コ-チ陣の詳細は分かりませんが、矢野さん、赤星さん等、野球に対する真摯に取り組むOBたちと共に、今一度、チ-ムの結束を固め、「チ-ム一丸の試合」を観せてほしい。
和田さん、監督としての「格」はまだ薄いかもしれません。でも、どこかの監督みたいに「勝ちゃいいんだろ?」とか、うそぶいたり、「そんな質問、答える必要なし」とか煙に巻いたりとかはないと思います。
チ-ムを「勝たせる」ではなく、「チ-ムとして勝つ」でいいと思います。
チ-ムが勝って勝って「格」を作っていけばいい。
虎党にとってはヤキモキしないで観れるCSや日本シリ-ズは、野球を楽しく観るためのリハビリとなるでしょう。
今年の阪神ファンの方々のブログの「記事」や「なう」で分かち合ったのは、ネガティブな話題が多くを占めましたが、やり場のない気持ちをそこから救われることも多々ありました。ひとつの勝ちでも大きな歓びにも膨らみました。
「ファンの皆さま、お疲れ様でした」。
今は、この曲しか浮かびません。---
斉藤和義- 「おつかれさまの国」
http://www.youtube.com/watch?v=lrm-ftkTdDc
今年で「阪神も終わるわけではないので、また新たな気持ちで応援していきましょう。。