建物探訪-5-「余市ニッカウヰスキ-蒸溜所」2011.6月 | サムディのブログ

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野球にはアツく、音楽には穏やかに、韓流にはやさしく、徒然なるままに書いています。


先達て北海道へ出張してきました。仕事主体ですが、少しだけフリ-タイムもありでした。

梅雨のない北海道とも言われていますが、最近は蝦夷梅雨(えぞつゆ)という2週間ぐらいの「プチ梅雨?」があるそうです。なんとか雨は大丈夫でした。

フリ-タイムに訪ねたのは、以前に旅番組で観て、一度は行きたかった「余市」という積丹半島の付け根の町です。

旅の目的の主体は「ニッカウヰスキ-蒸溜所」。いわば「大人の社会科見学」という類のものです。もちろん美食も込みで。

仕事が建築関係で、「建築大好き人間」なので、自然とどこへ行くにも「建物見学」が主体になりますが、建物そのものだけではなくて、そこへ辿りつく道程もまた「醍醐味」と楽しんでいます。

「余市」への道程、美食関係については、先日、「北の旅情-余市編」なる記事でメモしています。

http://ameblo.jp/tig-22/entry-10915595676.html

さて、「余市ニッカウヰスキ-蒸溜所」

門を潜ると、想像していたとおりに異国情緒溢れる建物群が目に入った。

ちなみに入場料は無料で、ガイドマップ片手に歩き始めた。

広大な森の中の製造所で、どことは特定できませんが、ヨーロッパ的な雰囲気の異国情緒たっぷりの佇まいです。

ひとつひとつの建物は、それほど特徴のない建物ですが、この大地と、そこに建つ建物群として、歴史のつまった立派な「文化遺産」だと感じました。

以下、製造工程および順路に沿って建物を紹介します。


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<アプロ-チ>

樽が何とも重みのある雰囲気を醸し出します。



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<乾燥棟>


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<醗酵棟>



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<粉砕棟>

粉砕棟の変わった勾配の屋根、機能的にこのような形になったのか?

ただ単にデザインなのか? 石炭庫みたいな建物形状でした。



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<蒸溜棟内部>

蒸溜棟ではモルトの香りが漂い~、食欲ならぬ「酒欲」をそそる。


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<旧竹鶴邸外観>



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<内部・後面壁>



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<内部・前面壁>

旧竹鶴邸とは、創業者の自宅を移築したものです。

外観はヨ-ロッパ田園調ながら、内部は、後面の壁は小さな礼拝堂的なステンドグラスを用いながら、天井は和風となっています。反対側の壁は一転して和風の雰囲気と、おこし絵的な不思議な空間構成でした。

建築家的な意匠の整理はできていませんが、施主の趣味が色濃く出ていて、「個人住宅ならでは」の面白みもあります。

さぞかし「文化的な暮らしぶり」だったのでしょうね。


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<ウィスキ-博物館>


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<バ-カウンタ-にて>

ウィスキ-博物館内にはバ-テンダ-のいるバ-カウンタ-があり、様々な高級なウィスキ-も安価で飲むことができます。

僕は、「余市15年」をなめるように味わいました。

まろやかな口あたりで、ほろ酔いです。-----



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<ラム肉の赤ワインしゃぶしゃぶ>

見学最終地点には試飲コ-ナ-があり、余市、鶴のウィスキ-とりんごワインの試飲もでき、この頃には、すっかり、「とろりんちょ」でした。

レストランでは「ラム肉の赤ワインしゃぶしゃぶ」を堪能し、ゆったりと「大人の社会科見学」をパンパンの満足感の中、終えました。

札幌から電車でも車でも1時間半あまり、半日観光で十分楽しむことができます。

是非、一度訪れてみることをお薦めします。


(アルコ-ル三昧なので、できれば電車で行ってね)

時間に余裕を持って、泊まりで夕食もゆっくりと食すれば、北の「大地の恵み」と「海の幸」の「両獲り」も可能です。

以上、「夏の香りを感じながらの過ごし方の一例」でした。

お付き合い有難うございました。

また、機会があれば、「建物探訪の旅」を続けていきたい。。