コーヒーには楽しい二つの思い出がある。
一つは小学生の頃。
当時の我が家には来客が多く、母が来客の度にコーヒーを点てた。
多い時は一日に4~5回。
付き合っていれば、胃が悪くなりそう。
母はサイフォン式で点てていた。
アルコールランプで温め、かき混ぜて、コーヒーが一度上に上がって、
それから下に降りれば、完成。
カップに移し入れて、お客さんに飲んでもらう。
こんな苦いものを旨いと言って、よく飲むものだと感心した。
だから、香りは良いけど、飲みたいとは思わなかった。
ところが、ある日、アメリカンという飲み方があるのを知った。
そして、2~3倍に薄め、砂糖を入れ、ミルクなしで飲んでみたら、
なんとこれが旨かった!
大きく変化したのは大学1年生の時。
当時下宿先には同い年のTちゃんがいた。
出身は静岡県。
とても優しくて、気の良い若者。
Tちゃんはコーヒーが好きで、コーヒー豆を買ってきては
ミルで豆を引き、ドリップして飲んでいた。
僕にはこのドリップ式がとても新鮮だった。
そして、Tちゃんと一緒にどのコーヒーが美味しいか、
いろんなコーヒーを探し歩き、豆を買って来ては飲んだ。
結局、これ!というものに当らないまま数カ月が過ぎた。
ある日、Tちゃんの部屋へ行くとコーヒーを飲んでいて、
勧められて飲んだのがマンデリン。
これが美味しくて「コーヒーは美味い」と思った。
Tちゃんはこれ以来、マンデリン党となり、僕も以下同文。
それから帰省して、コーヒー好きの母に教え、マンデリンを買ってきた。
飲んだ母も大いに気に入って、以来マンデリン党となった。
もちろん、アメリカンではなく、ストレートや砂糖入り、
ミルク入りで楽しんでいる。
そして最近また、あれこれといろんな種類の
コーヒーを楽しみたくなって、飲んでいた。
そんな折、見つけたのがこれ。
好きなマンデリンも入っていて、種類も楽しめる。
しかもお手頃。
学生時代、同じ下宿で好みのコーヒーを探して歩いた
あの当時が懐かしい。
コーヒーの味もしみじみ、思い出もしみじみ・・・・・・