＜あっこのバックパック世界旅＞
前回に引き続き、旅行話デス
友人Mに命名いただき、
／
「あっこのバックパック世界旅」
＼
シリーズにしてみました。
続くかなっ。ドキドキ
（前回のつづき）
シンガポール〜マレーシア〜タイを
10日間ほどかけてバスで旅行。
もう30年も前のことだけど
当時は物価も安くて
お金がなくても
アユタヤの遺跡にも行けたし
お寺めぐりもできたし
トムヤムクンもパッタイも美味しいし
ムエタイも見れた
マレーシアの
のどかな自然を見ながら
バスに揺られるのも楽しかった
シンガポールだけは
学生の身分では当時も物価が高くて
さっさと移動した覚えがある
お金はなくても
体力はあったから
暑い中、汗かきながら
”地球の歩き方”片手に
街を歩き回っては
宿を探して、荷物下ろして、
観光してって
毎日足がクタクタになるまで
歩き回った
ㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
マクドナルドで
初めて英語で注文したり
タイ語を即席で覚えたり
言葉が通じなくても
なんとか意思疎通ができるって体験をして
大満足で帰ってきた
翌年は
イタリア横断することに
彼は大学4年生で
私は短大を卒業してから
２年間大学で働いていたので
お互いに
休みは長かった
当分、こんなことはできないと、
20日間ほどかけて
ミラノ〜ベネチア〜フィレンツェ〜
ローマ〜バチカン市国〜ナポリ〜カプリ島〜
シチリア島をレンタカーで一周〜
海を渡ってアフリカのチュニジアへ
今思い出しても
よくこれだけ行ったものだ
久しぶりに旅のことを思い出してみた
朝、バルで飲む、ぬるいカプチーノ
（イタリアのコーヒーはぬるくて好き）
石畳とザ・ヨーロッパな街並み
鉄格子のエレベーター
モッツァレラチーズがゴロゴロ入ったジャーから
すくってチーズを買うこと
メニューと地球の歩き方を行ったり来たりしながら、お店の人に質問しながら、やたら時間がかかる注文
ローマの休日みたいに、
バイクを二人乗りして街を回ったこと
だんだんと思い出してきたけれど
それより強く
印象残ってるのは
「毎食レストランに入ってたら、
お金が持たない」
と彼に言われ
シュンとして
公園のベンチで食べた
パンと缶詰
カプリ島の青の洞窟が見たかったけど
確か見られる時間が限られてて
船に乗れなくて
ぼーっと砂浜に座ってたら
白いランニング着たおじいちゃんが
「俺が連れてってやるよ。見れるぞ」って
すっごい簡単なボートに乗せてくれて
3人で洞窟に入ったこと
（お金は払ったはず）
シチリア島をレンタカーで回った時
石畳をマニュアル車で上るのに
アクセル踏みすぎて
タイヤが空回りして
二人してすごく焦って。
道ゆくおじいちゃんに
「落ち着いて、落ち着いて、ちょっとずつだよ」
ってなだめられたこと
ラ・ヴォーリアマッタという
イタリアンが荻窪にあるんだけど
その本店だか、
店主が修行したお店だかが
シチリアにあると知って
行ってみたこと
（町のちっちゃな簡易なピザ屋さんで
美味しかった）
夫が
チュニジアの夜というジャズが好きで
チュニジアンブルーが見たいと言って
行ってみたこと
チュニジアで乗った深夜バスが
乗る人と降りる人の交通整理ができてなくて
ただの押し合いが何分も続いて
乗り降りだけに
毎回毎回
えらい時間がかかってたこと
チュニジアに
行ってみたものの
言葉も文化も違いすぎて
下調べもしてなくて
わからなすぎて
あんまり楽しめなかったこと
大冒険をして
ちょっとたくましくなったような
誇らしいような気持ちで
帰ってきたこと
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