こんにちは。
お片付けチームTidytree(タイディツリー)の赤嶺知矢子です。
私は、
お片付けに行動経済学を組み合わせて
「お片付けに向かえない理由」
「なんだかモノが増える理由」
「望んでないのに気付いたら同じ選択をしてしまう理由」
など自分にとってのマイナスと、
それをプラスに変えるための
「片付けに向かえる仕組み」を知って、
『お片付け』への苦手意識からスーッと抜けられるような
考え方や方法をお伝えしていきますので
どうぞよろしくお願いいたします。
さて、「行動経済学」は聞き慣れない方も多いと思いますので
簡単にご説明しますね。
行動経済学とは
心理学と経済学が合わさった新しい学問です。
行動経済学を知ると
この社会が如何に巧妙に自分を動かしにかかっているかが分かります。
Amazonで買いすぎてしまうことも
Netflixでエンディングが流れないことも
TikTokで時間を溶かしてしまうのも
スーパーで予定外に買ってしまうのも
ぜーんぶ行動経済学で説明できます。
逆に言えば、
この世の中のビジネスの仕組みを知っていれば
望まない自分の行動を防げることもたくさんある、
ということです。
こちらのブログで行動経済学についてはもう少し詳しく説明しています。
片付けと行動経済学を掛け合わせる意味についても
お分かりいただけると思いますのでもしよろしければご覧ください。
多くの人が「片付けなきゃな~」とは思っています。
「片付けたい」と思っているのです。
心の底から思っていることを私は知っています。
でも、実際に「片付ける」作業には入れない。
それはなぜ?
今日はそんなお話をしたいと思います。
「片付いていない部屋」で起きることをまず考えてみましょう。
・テーブルにモノが散らばっていて食事の前に片付けが必要
・探し物が見つからない
・ソファやベッド周りにも服が積んであってリラックスするスペースが減っている
・使いたいモノの手前にモノが置いてあって動かすのが面倒だから、使うことを諦める
etc..
では次に、そんな部屋を片付けたらどうなるかを考えてみます。
・テーブルにモノがなくすっきりしているからすぐに食事ができる
・探し物がすぐに見つかる
・ソファやベッド周りに服がなく全面使えて体を存分に休めることができる
・出すのが面倒で諦めていたモノがサッと出せて使いたいときに使える
etc...
これらは、お片付けに悩む人のご相談を受けた時に
もしそのお悩みが解決したらどうなると思いますか?という質問に
返ってきた答えの一例です。
皆さんちゃんと分かってるんです。
もし片付けられたら、自分の暮らしが良くなることを。
良くなることを理解しているのに、取りかからない
それには行動経済学の観点からこんな理由があります。
「時間を非合理に捉えている」
例えば、あなたは
ソファに洗濯して取り込んだ洗濯物を置いてしまう習慣ができていて、
ソファの半分を洋服が占領しているとします。
休もうと思っても半分しかなく、本当は足も伸ばしてゆっくり横になりたいと実は思っています。
だから、「片付けを週末にやってしまって、ソファでキッチリ休めるようにしよう」と考えたとします。
そして、その週末が来ました。でも、山のような洗濯物を前に「疲れてるから今日は休もう」となり翌日に持ち越し。
翌日も明日は仕事だから来週にしようと持ち越し。
翌週もやっぱり片付けできずにソファの半分だけで休む。週末は無理そうだから次の連休にしよう。
そして連休も無理だったから、年末の休みに大掃除がてらしよう。
こういう具合に、どんどん先延ばしにしてしまう。
どうしてでしょう。
長期的に考えれば、片付ければ今の休息以上の休息ができることは分かっている。
確実に自分が楽になると分かっていながらも、
貴重な休みの時間を割くことができずに「次の休みに…」と思い続けている。
合理的に考えればあり得ない選択ですが、
人間は非合理な行動をしてしまうので仕方ありません。
この非合理な行動選択を双曲割引モデルといいます。
これは時間を非合理に捉えてるから起きることです。
長期的には利益になる作業を延々と先延ばしにしてしまうというもの。
今日という時間も、明日という時間も、来週も、来月も、年末も、
全部同じ時間の流れです。
今日より長い明日もないし、今週の土曜日より短い来週の土曜日もない。
連休も年末も同じ時間、1時間は1時間で、1日は1日です。
なのに、明日の方が時間があると思ってしまうし、
なんならもっと先の先、年末ならもっと時間があると思ってしまうのです。
時間に対する認知のクセですね。
これが、片付けを先延ばしするひとつの原因です。
さらに「今」に重点を置いて「将来が考えられない」現在志向バイアスも
プラスにかかっていると私は考えます。
こういう話はお片付けだけじゃないですね。
もし「明日やろう」「来週やろう」「来年やろう」と思った時は
認知のクセが発動していることを思い出してください。
明日も今日も、同じ貴重な時間が流れる。
そうであれば、
その(やろうと思った)行動をいつするのが明日の自分にとってよりベストなのか?
それをぜひ考えてみてくださいね♡
