あの日、CCUの前にお見舞いのために待機している時、いつものようにお母さんと喧嘩して、いつものように出入りを邪魔しないように壁の前に立つと、親子喧嘩を目撃したおばさんが、席に座っているお母さんに声をかけたのを見ました。
患者の家族同士として喋るのは心の癒しになると思いますから、嬉しかったです。
CCUのお見舞いをするのは、そのおばさんが初めてなので、お母さんは「10時20分になると、そこに並んでくださいね」「看護師さんが出てきて、番号と人数を教えてあげてから、入れますよ」って丁寧に流れを説明してあげました。
そして、10時20分になると、私はいつものように並びました。
列の先頭でした。
「そろそろ並んでくださいね。」ってお母さんはそのおばさんに伝えても、おばさんが並ばなかったので、2人目、3人目の感じで並び始めました。
そのおばさんは5人目でした。
その時、2人目の方が「お手洗いの場所を知っている方がいますか」って聞いてから、近いところにはお手洗いがあるのに、おばさんはすごく遠いお手洗いを案内してあげました。
「実は、この廊下に沿って進むと、お手洗いがありますよ。」ってお母さんが言いました。
「ありえない!廊下のそこにはお手洗いがあるわけない!」っておばさんが急に反発して、お母さんに「そこにはお手洗いがないよね!」ってしつこく聞きました。
しつこいですが、危ないことをしない限り、こういうお母さんの気をそらす事件が、悪いことではないと思いますから、黙って見守りました。
そして、いよいよ看護師さんが出る時間になるのですが、そのおばさんは「CCUに入る方は並んでくださいね。」って伝えにきたスタッフに「あのさ!私は最初に来たのですよ!どうして一人目じゃないの?!」って怒鳴り始めました。
たぶん、次は私に怒鳴るねって、覚悟もできましたが、なんと、スキップされました。
出てきた看護師さんにも、その場にいるほかの人にも、「私は最初に来たのですよ!どうして一人目じゃないの?!」って大きい声で不満を言ったのに、1人目である私をスキップしたのです。
理由がわからなかったけど、その後、CCUの中にそのあばさんとすれ違った時に気づきました。
そのおばさんは、おそらく私のことを怖がっているのです。
彼女は目を逸らして避けました。
そういえば、彼女が目撃した親子喧嘩は、ちょうど私が怒りを含んだ低い声で、お母さんに「やめて!」って言って、喧嘩を終わらせるシーンでした。
まるで、性格の悪い娘がお母さんを叱っているようでした。
ストレスを発散するために嫌がらせましたが、本気でトラブルを起こすつもりはないのでしょう?だから、喧嘩を買いそうな人を避けていたのでしょう?
実は、それだけではありませんよ。
病院では、意外と人を困らせるほど、声をかけたりする人が多いです。
しかし、そういう方でも、私をスキップしたのですね。
ちらっと見てきたそういう方と目が合ったら、そちらが先に目を逸らすのがほとんどです。
先日、「台湾人女性 怖い」というキーワードでこのブログに入ってくる方が多いことに気づきましたから、こういうエピソードを思い出しました。
ほかの台湾人女性は怖いかどうかわかりませんが、でも、たぶん、私は、もう、怖い台湾人女性という部類に入っていると思いますね。
ちなみに、私は子供の頃から、笑わないと目つきが悪いと言われていますから、普段には笑顔で改善していますが、お父さんが入院する期間に基本的には寝不足なので、目つきが悪い→目つきが凶悪になったかもしれませんね。