TSMCは状況がよくない時期もありましたが、私はマイホーム計画を立て始めた時には、TSMCは調子が良くなったので、TSMCの社員を中心としての不動産投資ブームはもう始まりました。
TSMCの社員は年収百万台湾ドル超えるのは普通だそうですが、私はマイホーム計画を立て始めた時の7年前の台南では、広い4階建ての住宅は、500万~1000万台湾ドルでした。
1000万台湾ドル以上の住宅は、豪邸とは言えるのが多かったです。
頭金は1~2割なので、100万~200万台湾ドルの貯金があれば、簡単に不動産を買うことができますから、TSMCに入社2~3年目にマイホームを購入するのはあるあるです。
そして、金利2%くらいの時代なので、月々の返済額は2万台湾ドルくらいで、月給3万台湾ドルくらいの方にとっては重い負担ですが、月給10万台湾ドル以上のTSMC社員にとって楽ですね。
だから、早めに返済するより、不動産投資のために貯金したほうがお得。
それに、管理職になると、年収500万台湾ドル以上の方が多いそうですから、基本的には、TSMCに入社して5~10年目に不動産投資を始める方が多いそうです。
1軒目の不動産はマイハウス。
2軒目からの不動産は大家として後輩に賃貸に出します。
後輩が入社して2~3年目になると、賃貸をやめて、マイハウスを買います。
入社して5~10年目から、不動産投資も始まり。
もちろん、TSMCの社員じゃなくても、その「生態」を狙って、TSMCの周りのエリアの不動産投資を参入する不動産投資家も多いですから、今の台湾人にとって、TSMC=不動産投資の指標。
だから、今日本の熊本を狙っている台湾人不動産投資家は多いと思いますが、日本と台湾とは決定的な違いがあります。
それは、不動産を保有するコストです。
日本では不動産を保有するコストが具体的にわかりませんが、台湾は安いです。
賃貸などをしてない不動産なら、ローンの利子以外には、房屋稅(建物の税金)、地價稅(土地の税金)と不動産保険くらいです。
私の場合では、これで1.5万台湾ドル/軒です。
だから、簡単に不動産投資に参入することができます。
でも、日本はそうではないみたいですね。
そこで、台湾の不動産投資家たちはしばらく手を出さないと思いますから、熊本の方たちはしばらく安心することができると思います。
ただし、マイホームを買うのは、華人の本能ですから、マイホーム計画を立ている熊本の方は、やっぱりそちらの動向に気を付けてくださいね。