お父さんの手術中待機している時に、隣に喋っているお婆さんたちが、「不動産投資家って、最悪!」って文句を言っているのを聞きました。
不動産投資家デビューの翌日にこれを聞いたのは、複雑な気分でした。
台湾では、不動産投資家や建築会社は、ずるいトリックで不動産価格を高騰させて、みんなに苦しませるマイナス的なイメージをもっています。
だから、時々悪いことをやっているのかなぁ?って考えます。
でも、不動産投資家と言っても、いろいろですね。
私は、たぶん、都市開発系とは言えるかもしれません。
たくさんのハウスメーカーの店へ行って、相場やハウスメーカーの動向によって、これから開発していくエリアを特定しました。
そして、政府が公表している都市計画書をたくさん読んでから、現地に行って環境や現状を確認して、ハウスメーカーの動向に合わせて狙う物件の条件を決めました。
次は、条件を満たした物件なら、すべて内見に行きます。
内見直前に売り出された物件も、実際に外見や環境を見に行って、「すぐに売り出された物件の条件&価格のバランス」を考えてみます。
だから、理想的な物件が出た時には、すぐに納得できる価格で購入することができます。
そして、購入したのは、築40年の住宅なので、リフォームが必要です。
持っている情報をもう一度考えて、「店にするか住宅にするか?」「古民家雰囲気にするか新築住宅のような雰囲気にするか?」「これからこの町に入るのはどんな人でしょう?どんな需要をもっているのでしょう?」って、検討しなければならないことがいっぱいです。
おなじエリアの中に、おなじことをやっている不動産投資家がたくさんいますから、みんなで現地の人たちに認められていないド田舎を開発している感じなので、わが夫婦にとって面白いことです。
でも、この開発が成功したら、人口が増えて、不動産の価格も何回もの取り引きでどんどん上がっていくのです。
そして、誰でも簡単にマイホームが買えるが、誰でもここに暮らしたくないエリアは、暮らしてもOKだけど、簡単にマイホームを買うことができないエリアになります。
だから、嫌われている理由がわかりますね。
でも、よく考えてみれば、トリックなどを使わなければ、普通に都市開発事業に関与しているだけですよね?
台湾では、同じ場所で長く居ると、知らない人が「不動産投資家って、最悪!」って喋っているのを聞いたのはあるあるです。
だから、不動産投資活動を始めてからこの半年間には、ずっとこうやって考えています。
私は、本当に悪いことをやっているのかなぁ?