少し恋愛話をしたので、疎遠になってずっと惜しいと思うある男友達を思い出しました。
その男友達は、人生唯一の男親友とは言える人です。
彼は私の親友のことが大好きで近づいてきたのですが、私もその人脈を憧れていて、目的のある友情を受けました。
最初は盟友でしたが、だんだんほぼ毎日一緒に遊んでいる親友になりましたね。
恋愛相談の代わりに、毎週違う男子を紹介してくれました。
「身長180㎝以上、バスケットボールをやっている人。」
「身長175㎝、ナイトクラブのダンサー。イケメン。」
「身長190㎝、格好いいバイクを乗っているイケメン。」
「身長185㎝、恋愛経験なし。でも優しい人。」
というお見合いのように、個人情報を教えてくれてから、みんなで一緒に遊ぶ集会を作ってくれました。
余裕なふりをしていても、実は紹介してくれてもあとはどうすればいいかわからないので、知り合いの女子に紹介してあげますから、結局、まるでその男友達と一緒に婚活会社を運営しているようでした(無料だけど)。
ちなみに、
旦那はその「身長190㎝、格好いいバイクを乗っているイケメン」の親友です。
旦那はイケメンではないかもしれないけど、私にとって、100年見ても飽きない顔。
その婚活会社を運営している感じが面白くて、結局、スナックママと自称して、みんなに「ママ」と呼ばれるようになりました。
ちなみに、その男友達は、今、風俗店の経営者になったそうです。
でも、その面白くて本格的に起業するかもしれないほどの婚活ごっこは、一年くらいに終わりを迎えました。
ある日、男友達が紹介してくれた男子の彼女が、「助けてください」って訪れてきました。
「性格が合わないから別れようと言って、彼氏もそれを受けたが、友達に変なことを言ったらしいから、みんなでSNSで浮気とか下品な女とか怖いコメントをたくさんつけて......」
彼女が泣きながら、コメントを見せてくれました。
具体的な内容を覚えていないけど、キレました。
「下品なのはお前たちよ。」というテーマの記事をアップしました。
たぶん、「おちんちんがないの」「どこからのクズかそんな友達をもっていないよ」ってひどい言葉もあったと思いますが、とにかく、酷いコメントを付けた連中は、その男友達とは親しいので、私たちの友情もこれで終わりました。
それから、あまり連絡を取っていなかったのですが、コロナ禍の間に、メッセージが届きました。
「最近はどう?」「懐かしい」とか少し喋ったので、風俗店を経営していることを知りました。
全く違う世界のことだから、聞きたいことがいっぱいですが、自分の人生だけで忙しすぎて、余計なことを聞かなかったのです。
お互いにその疎遠さで寂しかったけど、その短い会話が連絡再開のきっかけになれなくて、逆にこれで本当に終わったなぁという気分が強かったのです。
その友情を振り返るといつも惜しいと思いますが、実はその婚活ごっこが終わってから、遊ぶ時間が減って、本気でフリーランスになろうと頑張り始めました。
次のステップに進むきっかけになったので、私の人生から見ては惜しくないかもしれませんね。