夕方に帰宅した時に、隣人のおばさんが知り合いとうちの家の前に喋っているのを見ました。
「なんでうちの前だろう?」って疑いながら、軽く挨拶してからよそにあるガレージのシャッターから家に入りました。
「帰ってきたのはちょうどいい!知り合いにお宅を紹介しているのよ!」って、隣人のおばさんが追いてきました。
人の家を勝手に紹介しないでよ!って思いますが、笑顔のままで、シャッターを降ろすボタンを押しました。
でも、「待って!ガレージを見せてよ!」っておばさんにやめられました。
何で?何で?意味が分からないよって、心の中で驚いたけど、こんなにおかしいことに遭うのは初めてなので、言われたままに止めるボタンを押しました。
もちろん、これ以上上げないので、シャッターが半分閉めたまま、指を降ろすボタンの上に乗せて、おばさんたちを漠然と見ていました。
「何でシャッターを降ろさないの?」って駐車した旦那がこちらを責めているように聞きましたから、こちらも誤解されてちょっと怒った声で返答しました。
「止められたから!!!」
「はいはいはい、降ろしていいよ。」って、元凶であるおばさんが、すぐに逃げました。
そして、シャッターが完璧に閉めたとたんに、夫婦であかんべえをしました。
はい。そうです。
喧嘩をしてないけど、喧嘩をしているふりだけでした。
そして、シャッターを越しておばさんの声が聞こえるので、ようやく、我が家のガレージを知り合いに「案内」する理由がわかりました。
台湾では近年の新築住宅が日本の長屋みたいな形ですが、うちの家は余った敷地で建てたので、長屋ではありません。
だから、おばさんの家の敷地が22m×5mで、うちの家は14m×8mですね。
敷地の広さが揃っていますが、うちの家のファザードが広くて、一戸建てに見えるので、正面から見ては派手です。
でも、伝統的な台湾人が好きな「完璧な四角形」じゃないので、買い手がなかなか見つかなかったのです。
そのおかげで安い値段で買えましたね。(もちろん、セールスたちの協力もありますね)
この前にも説明しましたが、この伝統的な台湾人に嫌われている家が、わが夫婦にとって最高の家だから、敷地が完璧な四角形じゃなくても平気。
でも、引っ越しをしてきたばかりの時に、その隣人のおばさんに「あっ!若者だね。なるほど!だって、そんな間取りって買う人がいないはずだよね」って言われました。
毎日騒音を作ったり、暴力を振ったりする昔の隣人より、嫌味を言うくらいで全然気にしなかったので、すぐに忘れました。
では、本題に戻りますね。
おばさんが、我が家のガレージを知り合いに「案内」する理由は何でしょうか?
それは、知り合いが我が家のほうがきれいだよって言ったので、「間取りが全然よくないよ!その住宅は誰もみんながいらない物件。私はその見た目だけいい住宅が嫌だから、今の住宅を選んだの!」って説明したかっただけです。
それを聞いたわが夫婦はクスっと笑ってしまいました。
「おばさんが案内している時には、その知り合いが気まずくて目がすごく泳いていたよ。間取りなんか全然見ていなかった。」
「たぶん、『知るか』って逃げたかったよね。」
「かわいそう。」
今回の連休は、なんか、充実しすぎたと思いますね。