ではでは、私の社交に対しての自信を社交放棄にいたるまで壊したのは誰でしょう?
それは、
旦那の同じ部署の同僚たちです。
台湾では社員の家族と積極的にかかわって、みんなのつながりを強化する企業が多くて、旦那の会社もその一員ですから、部署の会食などに社員の奥さんや恋人を誘います。
だから、私もよくその会食を参加しています。
旦那の会社は、概ねに現場系とオフィス系に分けていますね。(台湾企業では「現場」と言えば、「作業員」や「作業現場」を指します)
現場系の方もいるなら、特に支障がありませんが、旦那の部署だけの食事会であれば.......
どういうことでしょうか?
実は、旦那の部署はオフィス系、そして全員男子で、既婚者は旦那と上司で二人しかいませんから、結局、女性が私一人だけであるのはしばしば。
でも、現場系の男性同僚たちとも普通に会話できますから、みんな異性であることが、私にとってあまり支障にならないのですが、
問題は、
無視されています。
相槌を打ったり、質問を聞いたりしても、旦那以外のみんなは目をそらしてスルーします。
徹底的に無視されるのは、人生初めてですから、「絶対に気のせい」、「返答するタイミングを逃してしまっただけ」って思って必死に仲間に入れるために頑張っていましたが、結局、ただただ無視されていることを痛感しただけ。
それに、上司もこんな感じ。
だから、あの日の会食が終わった時に、私はもう「ごちそうさまでした」さえ言えないほどぼろぼろでした。
「私、嫌われている?」
「いいえ、別に。」
「でも、徹底的に無視されているよ!」
「普段からこんな感じよ。」
旦那に相談しましたが、あまり納得できない答えをもらいましたから、その後、何年もかけて観察してから、ようやくわかりました。
旦那の部署って、いわゆる「上班好同事,下班不認識(勤務時間にはみんな仲間だけど、勤務時間以外にはまったく知らない人になる)」という部署です。
彼らは、仕事についてのコミュニケーションが順調で、仕事中にプライベートの話も少し喋りますが、会食のような「プライベートも仲良くしてね」というイベンドであれば、みんな苦手です。
苦手だと言っても、同僚の奥さんを無視するのは失礼しすぎるよね?って思ったことがありますが、その部署のみんなの付き合い方を見るとわかります。
無視されたことに集中しすぎて、気づきませんでしたが、実は同僚の間にもすごく気まずかったです。
仕事についての話題が終わった瞬間、沈黙。
お互いに目をそらしています。
旦那は上司と10年以上相棒関係を築いたのですが、プライベートでばったり会うと、お互いに「しまった!」という顔をします。
デパートのエレベーターで会うのは、一番つらいです。
「こんにちは、××さん。」
「こんにちは。」
「..............」
「..............」
という感じですね。
だから、今、旦那の部署の同僚と一緒にいると、彼らを無視して、スマホをいじったり本を読んだりしますから、逆に楽。
でも、決してお互いに嫌いになるわけではありませんよ。
むしろ、旦那がこういう部署にいてよかったと思います。
複雑な人間関係がなくて仕事に集中して、毎日残業なしに帰宅することができるのは、こういう同僚のおかげだと思います。
それに、職場でしっかりしている方々なので、専門能力をしっかり持っていると、人間関係に対して苦手な人でも、ちゃんと居場所を持つことができるという事実を知って、実は安心しました。
どんな性格でも、人を傷つけることがないなら、ありのままの自分で生きられる世界が美しいと思いますね。