台湾人の親子関係①機能性を重視していた祖父母の時代の続きですね。
両親の世代が大人になった台湾は、工業社会になりましたね。
農家から出て、従業員になった人が多くて、労働力のために子供を産む必要がなくなって、子供が2~3人の世帯は普通になりましたが、5人以上の子供を持っている家庭もあります。
でも、そういう家庭のメンバーをよく見るとわかりますね。
ほとんど、末っ子以外はみんな女子。
つまり、「伝宗接代(継承者になれる男子を産むこと)」のために必死に子供を産む家庭ですね。
実際に会ったことがありませんが、噂によると、こんな家庭の女子たちは子供の頃から「唯一の弟は我が家の希望なので、皆で守らなければなりません」と教育されて、不平を感じて大人になってから逃げだす人もいますが、その価値観を抱いてこのまま生きる人もいます。
だから、弟の嫁には「同じ女性なので、お互いに理解し合いましょう」ではなく、「この女性も我が家の唯一の希望を守らなければなりません」という気分を持って、弟の嫁には厳しいそうです。
実際に会ったことがありませんが、そういう「私は頑張ったから、皆さんも頑張りなさい」という気分がわかるので、そういう家庭が絶対にあると信じています。
一方、
本当は、自分がそんなに我慢して、ようやく支配者になって、もちろんその「支配権」を存分に使いたいのは、当たり前だと思いますが、両親の世代では「そういう苦しみや悲しみはここまでだ」と思って、上からのストレスを我慢しながら、子供を自由にさせる方が多かったです。
のように子供が男子でも女子でも愛情を注いで育てる人が多くなりましたね。
【俗女養成記】というドラマの親もその一例です。
あなたの大好物は市場のあの屋台のビー・フン・タン!いつも『胡椒入り、セロリ嫌』って!そして、絶対におかわり!あなたはお風呂で歌うのが大好き!寝るのが大好き!パパと一緒にビデオテープをレンタルしていくのが大好き!一番怖いのは飛ぶゴキブリ!違う?
by 娘が中学生になるとモンスターになる台湾人お母さんの親子喧嘩のセリフ
お母さんは子供の成績、進学、進路、結婚などを常に心配して、子供から見てはモンスターのように怖くなった時もありますが、市場で食材を買う時にはついでに子供の大好物を買ってあげます。
お父さんは子供を連れてビデオテープをレンタルしたり、一緒に映画を見たりしてくれる友達のような存在。(今考えてみると、たぶん、自分が映画を見たいけど、妻に「忙しいから、子供を世話して」って言われたので、仕方ないなぁという気分で子供を連れてビデオをレンタルして映画を見るだけだったでしょう)
ちなみに、私の両親はこういうタイプです。
そして、私は人生初めてのPCゲームが、お父さんが自分のために選んだディアブロでした。
お父さんは攻略本を買ったので、倒れないボスや使い方がわからない時には、そばにいる私と姉に「攻略本を調べて」って指示を出しますね。
そういえば、あの頃のディアブロは英語、攻略本は国字(漢字)だけなので、10歳だった私は本当に読めたのですか?
お父さんはただ邪魔されたくないので、とにかく攻略本を読んで!という感じで指示を出したでしょう?
今さら気付きましたが、お父さん、ずるかったですよね。
でも、そのおかげで、AXEという英語を学びました。
学校でも、日常でも、使い道がないけどね.........
to be continued......