台南での午後プチ旅行①台南司法博物館(上) | 台南在住日記とか

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今日は用事で出かけましたが、50分のバイクを乗ってから3分間しか滞在しなかったので、そのまま帰宅するのはややもったいないと思って、途中に1人のプチ台南観光にしました。照れ

 

そして、選んだのはコロナ禍の前によく夕食後の散策として行っていた台南美術館のあたりでした。

 

 

このあたりは古跡の密度がかなり高いし、台南美術館の地下駐車場は広いし、我が家はこのあたりにいくと、いつも台南美術館で駐車してから、徒歩で近くのスポットへ行っていますね。

 

ちなみに、台南美術館もその駐車場も公的な財産なので、観光じゃなくてもここでの駐車がOK

 

むしろ、行政は町の景色を美化するために、みんなこの美術館に駐車してほしいですから、平日なら駐車料はほかの駐車場より安いです。(バイクは10元/1回、ほかのところは20~30元)

 

駐車場を出てから、最初に行ったのは美術館の向こうにある台湾司法博物館です。

 

 

台南の休日はいつも人込みなので、このあたりに来るのはほとんど夜。

 

でも、台南司法博物館は17時に閉館するので、今日は初めて入ったのです。

 

この1912年の日本統治時代に完成した台南司法博物館は裁判所だったので、立面には「台灣台南地方法院」を書いてありますが、見学OKですから、遠慮なく入っていいですよ。チュー

 

 

日本統治時代に対しては、日本側も台湾側もまだまだどんな感情で向き合ったほうがいいかわかりませんが、日本からたくさん立派な文化や建築をいただいたのは誰でも否定できない事実だと思います。

 

個人的な感想ですが、今は日本と大事にしたい友情を築いたので、まずは善を着目して理解し合いたいです。おねがい

 

そして、いつか、過去の傷跡や悪などを話し合って、共有しても友情が破壊されない丈夫な関係になると信じています。

 

裁判所だったので、いくつかの法廷を持っていますね。

 

 

 

 

 

博物館になりましたが、観光客が少ない平日に一人で見学するのは.........やっぱり怖かったです。滝汗

 

特に日本と台湾のハーフである湯徳章弁護士は、白色テロの中に台南人を守るために、この近くで公開処刑された事件を知っていますから、気分が重くなりました。

 

ちなみに、湯徳章先生は処刑される前に最期の言葉は台湾語も日本語も使いました。

 

彼は台湾語で「私は大和の魂を持っている」って、日本語で「台湾人、万歳!」って叫んだそうです。 

 

台湾語で日本人としてのプライドを、日本語で台湾人としてのプライドを叫んだのは、日本と台湾の友好を心から望んでいたからでしょう?

 

法廷さえも一人で入れなかった私は、もちろん、留置所にも入る勇気がありませんでした。

 

 

外から覗いてみると、コンクリートの壁にはたくさんの文字が書いてあります。

 

「私は医者だ!」など歪んでいる文字が、絶望や恨みなどマイナスな雰囲気がしているので、それを見たら、温かい太陽を浴びるために司法博物館から逃げ出しました。キョロキョロ

 

やっぱり、私にとって一人で来るべきじゃない場所ですね。

 

ちなみに、たぶん、女性の1人客だからって、気が付けばいつもスッタフの誰かが近くに寄り添ってくれたので、実はそんなに怖くないと思いますよ。

 

 

to be continued