休み期間には、旦那と一緒にソファーに座ってテレビを見る時間が増えました。
その中にもっとも好きなのは、「俗女養成記」というドラマでした。
「俗(スー、台湾華語の発音)」というのは、世俗の「俗」のようで、「世間普通のこと」ですが、台湾ではまた台湾語に影響されて、「ださい」、「安価」という意味ももっています。
でも、台湾語では、「ださい」と言いたいなら発音は「ソーン」、「安価」なら「ショッー」です。
この「俗女」は台湾華語の発音で「スー・ニュー」で、実は「淑女(スー・ニュー)」という言葉から生じた造語です。
「淑女」=エレガントな女性、Lady(男性なら「紳士」)
私の世代(1970~1990年の間に誕生した人)の女性は子どもの頃からよく「『淑女』だから、〇〇をすべき」、「『淑女』だから、✕✕をしてはだめ」って言われていましたが、ほとんどの人はエレガントな「淑女」になれず、平凡で、口を開けて笑い、泣き顔が全然可愛くない、人生も仕事もよくミスしたりする「俗女」になりました。
俗女養成記のオフィシャルページから借りた写真
そして、実は「淑」は舌を巻く発音ですが、台湾人は舌を巻く発音でもしっかり舌を巻かないので、日常では「淑女」を言うつもりでも、実際の発音は「俗女」と同じく、舌を巻きません。
そこで、この「俗女」という造語はとても台湾らしいです。
その「養成記(ヤン・チェン・ジー)」は日本語の「養成」、「記」の使い方がほぼ同じなので、この「俗女養成記」というドラマは「淑女が俗女になった成長過程」を語っているのです。
みんなの人生経験が違いますが、この「俗女養成記」は台湾人女性の人生の「最大公約数」を取り上げたので、共感を得て大人気でした。
だから、ここでは「俗女養成記」の予告映像で、台湾人女性について紹介したいと思います。
to be continued