母の日の後に書きたかったネタですが、まさか台湾は大ピンチが発生して、後回しにしました。
実は、今年の母の日の前に、SNSで
「母の日、ママは1人でいたい。」
という話題が大人気でした。
この言葉を見てから、おかしいと思いますか?あるいは、わかると思いますか?
家族愛で有名な台湾人は、母の日にもちろん家族全員一緒にお祝いしますが、母の日でもいつも家族たちの大好物を準備するために超忙しい母親たちがいますね。
「お母さん、もう!母の日だから、キッチンを離れて!座って!」
お母さんたちはいつも「みんなが喜べば、私も喜ぶ。」って言いますね。
でも、私の世代では、「ママはママだけではなく、1人の人間」という価値観が高まってきました。
ママも、愛している子供に会いたくない時はあります。
ママも、「ママ」という立場から離れたい時はあります。
だから、「誰か、我が家のリトルモンスターを連れていって!」、「夏休みが始まったね。誰か、助けて~
」って堂々と叫ぶブームが起こりました。
そうしたら、
「ママの日をお祝いするなら、ママに一人でショッピングしたり、アフタヌーンティーを楽しんだりする時間を与えるべき。」というネタで描いたイラストや文章がSNSでブレークしてみんなの共感を得ました。
実行した人によると、
「頻繫に子供のことを思い出して、大丈夫かなぁ?泣いたかなぁ?って心配して、何度も家に帰ろうと思いましたが、せっかくだからやっぱり我慢して日頃にやりたいことを存分にやりました。そして、また子供や家事で忙しくなった翌日には、ゆっくり休んでよかったと思いました。」
台湾はコロナのせいで休校してから、ママたちも「コロナを消滅!子供を学校に戻させよう!こんな暮らしが二度と体験しないように頑張ろう!」って奮発しました。
常に「子供と一緒にいたくないこと」を言っている台湾人のママたちですが、みんな、子供を愛していますよ。
愛していますから、一緒にいる時にはリラックスできなくて、子供のすべてを見つめて、気にして、緊張し続けますね。
では、ママにそう言われた子供は、かわいそうですか?
子供をもっていないので、傍観者としての意見ですが、子供は言葉だけではなく、大人の雰囲気、態度などから「愛」を読み取っているそうですよ。
だから、愛してくれるママも休みたい時はあるということを理解してくれます。
こういうブームは日常になったので、この時代には当たり前だと思いましたが、この前の愛ちゃん事件で、日台の子育て文化の違いがたくさんわかってから、気になりました。
日本も、こんなブームがありますか?って気になりました。
コロナピンチでこの疑問を忘れましたが、この二日間に台湾の子育て支援資源を探しているうちに思い出しました。
日本も、こんなブームがありますか?
こんな台湾人ママって、怖いですか?