まだまだ村を中心に暮らしていた台湾では、廟の繁盛=村の実力でしたね。
そして、繞境は台湾のお祭りで登場した神様の部下たちで紹介したように、鬼、幽霊や妖怪を殺したり降伏したりする以外、また「わが村の実力を見せてやる」という意味を持っているそうです。
だから、動員数やにぎやかさなどが戦力展示に大事な要素ですね。
そして、盛り上がるために、もっとも効果あるのは、なんでしょうか?
やっぱり、
きれいで派手なお姉ちゃんですね。
昼間のお祭りは、きれいで上品な天女たちに会いました。
天女たちは、神様の部下として行列をを参加して、伝統的なダンスで寄った廟の神様たちに挨拶しました。
そして、夜になると、違うタイプの「天女」たちは降臨します。
そうです。
台湾で「辣妹(ラー・メー)」と呼ばれるギャルたち。
ギャルたちは、移動中の車の上でダンスを踊ります。
前の家は週末になると、このような行列が門前を通るので、二階にいると、ギャルたちと目が合ってしまって、すごく不思議なシーンでした。
たまには、行列が赤信号で止まって、ギャルたちはちょうど窓の前にいると、気まずさは半端ではありませんでしたよ。
このギャル文化は下品だと思いましたが、
実際にお祭りのナイトパーティーを参加してみたら、感心しかありませんでした。
特に、車の上でテンションが上がる曲を歌いながら踊るギャルが遠くから近づいてきたシーンは迫力が強かったです。
なんか、戦闘天女が降臨する!という感じでしたね。
そして、こういうお祭りは音楽祭のように、同時にたくさんのライブが見えますから、とても不思議なシーンも拝見しました。
この写真をご覧ください。
一見、派手な舞台の上に4人のギャルがいるシーンですが、実は別々の舞台でした。
赤い線で囲まれたところは、遠くにある歌仔戲の演劇。
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青い線で囲まれたところは、近くにあるギャルたちの歌舞ショー。
一気に二種類の舞台が見えてコスパ絶好でしたね。
ちなみに、
近年は法律で禁止されたのでもうないと思いますが、昔のお祭りはヌードショーがありますよ。
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