10代の少年たちに告白された(゚Д゚;)で繞境って神様たちのパレードだと言いましたが、実は後にある意味はパレードのように楽しいことではなく、鬼、幽霊や妖怪を殺したり降伏したりする軍隊です。
だから、この行列を参加したのは「信徒」ではなく、「部下」ですね。
まずは、神輿を担ぐチームである「轎班(ジャオ・バン)」です。
神様の親衛隊とは言えるかなぁ?
次は「開路鼓(カイ・ルー・グー)」です。
神輿の前に、ドラムの音で信徒たちに「神様が来たよ」って知らせるチーム。
そして、神様の補佐官たち。
写真のお二方の特徴から身分がわかりませんから、また他の人に聞いてみると思います。
次は、挪吒ともいう「三太子(サン・タイ・ズ)」様。
1人目のように赤い子供服を着る方も、後ろの四人のような丸くて背が低いタイプの方も、「三太子」ですね。(いつもグループで登場する理由はまだわかりませんが.......)
陰間(イン・ジェン、彼の世)の補佐官で有名な七爺(チー・イェ)と八爺(バー・イェ)です。
七爺は背が高くて顔が白い方で、八爺は背が低くて顔が黒い方ですから、「黒白無常(へー・バイ・ウー・ツァン)」とも言います。
幽霊になると、七爺と八爺は迎えにくるそうですね。
ちょうど二つの廟が一緒に登場したので、同時に違うスタイルの七爺と八爺が見えて面白かったです。
ちなみに、「爺」は敬称ですから、三太子を言う時には「太子爺(タイ・ズ・イェ)」と呼びますよ。
次は、七爺と八爺の同僚である牛頭(ニョー・トー)様と馬面(マー・ミェン)様です。
そして、日本の青鬼と赤鬼のようなお二方ですが、実は「媽祖(マー・ズー)」様の補佐官である千里眼(チェン・リー・イェン)様と順風耳(スン・フォン・エー)様ですよ。
緑顔の方は千里眼様で、視力が優秀で、千里以外の状況でも見えます。
赤顔の方は順風耳様で、耳が優秀で、千里以外の音や声が聞こえます。
次は神様のボディーガードである「家將(ジャー・ジャン)」。
もっとも有名なのは「八家將(バー・ジャ・ジャン)」ですが、実は「二十四家將」や「三十六家將」のように人数によって名前が違います。
そして、気をつけたいのは、家將たちの行列は特別な意味をもっているので、その前と後ろに入らないでくださいね。
もちろん、声をかけてはだめですよ。
神様の容器である「乩童(ジー・トン)」。
写真の真ん中に背中が裸の人ですね。
神様がその人に憑依しますから、憑依状態では、この方は所属廟のリーダーになりますね。
台湾のお祭りで登場する神様の部下たちはまだいろいろですが、今回はこの方たちの写真しか撮りませんでした。
では、今度は何を紹介しようかなぁ?
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