週末に親友たちと会食して、ある会話の後、親友の恋人Aちゃんの泣きそうな顔をみて、若干既視感があって、ちょっと振り返ってみると、あ~去年の春にも同じようなシーンを見ていた気がしました。
Aちゃんを傷つけたのは二回目なので、心の中にこそこそ自分を「春の悪役」と呼びました。
今の親友たちは、実は旦那の親友たちです。
十年以上の付き合いで、お互いになんでもハッキリと話せる関係て、80歳になっても一緒に昔のばかばかしい思い出を話し合えるといいなぁと思うくらいの友情です。
もちろん、親友たちは新しい恋人を連れて集会を参加すると、唯一の女性としておもてなしの心で案内して、最速に仲間にいれるように頑張っています。
その中に、Aちゃんは10歳近く年下の若い女子で、自分から言っては恥ずかしいですが、その子はわが夫婦を憧れていそうです。
親友によると、Aちゃんは彼氏の話を無視しますが、わが夫婦の話なら大事に考えているそうです。
去年の春に、Aちゃんは仕事について新しい挑戦を迎える大事な時期で、覚悟不足のようで、アドバイスをあげてほしいって親友に頼まれました。
Aちゃんも「本音のアドバイスをお願いします」って言いましたが、私はその領域のプロじゃないので、アドバイスより自分の経験をシェアして、参考するかどうか相手次第って感じでAちゃんと会話しました。
自分が実際に経験したトラブルと対策をシェアして、「これからもいろいろな困難に遭うかもしれませんが、いつまでも予備案を備えると乗り越える」って励まそうとしていましたが、Aちゃんは「すべては順調に行けると思ったのに.......」って顔が青ざめました。
ここでやめればよかったのに、始まる前にすべては順調に行けるという考え方が危ないと思って、「もし××になると、どうするつもり?」、「〇〇というリスクを予想した?」など問い詰めましたから、Aちゃんは泣きそうな顔になりました。
「私、自信がなくなりました。」
1泊の集会なので、翌日の雰囲気がとてもまずかったです。
Aちゃんに「話のネタをどうしても見つからないのに、Sineadさんのような話し始めると止まらない人にはなれないね」って何回も皮肉されました。
でも、問い詰めたのは、確かに「大人の世界をなめるな」って気分を持っていましたから、我慢して反省しました。
それ以来は、Aちゃんを傷つけそうな話なら、微笑みで誤魔化します。
Aちゃんはしつこく一緒にキャンプしようってねだった時にも、「キャンプするのは疲れるので、無理」とか「日頃が疲れ切って、休日は休みたい」とか自分の意思を表すと、後は微笑み。
Aちゃんはなぜか「グランピングだったら平気」って誤解してしまって、グランピングのプランを必死に探していました。
微笑んで、微笑んで、微笑んで。
昨日の集会では、
「そのグランピングプランはどう?」って聞かれると、旦那は事前相談のように「高すぎると思う」って断りました。
「二人で6000台湾ドル(およそ23000円)でグランピングするのは、安いじゃん?」
「同じ値段だったら、高級なホテルと高級なレストランを選びたいので、グランピングってちょっと.......」
でも、Aちゃんは納得できる理由をもらう前にしつこく聞くタイプですね。
微笑んで、微笑んで、微笑んで。
結局、
「私は、最初からキャンピングにもグランピングにも興味がまったくないって言っているじゃん?」
「Aちゃんとは一度グランピングしたことがあるでしょ?一度だけなら我慢すると思ったのに、その後も何回もグランピング、グランピング、グランピングって、正直なところ、終わらないなぁって思っているよ?」
って、また話し始めると止まらないSineadさんになりました。
そして、親友がほっとした顔をちらっと見ました。
またね。
さすが10年以上の親友。
自分も行きたくないのに、恋人の心を傷つけたくないので、こちらが絶対に我慢できないって予想して待っていましたよね。
まぁ、親友ってたまにはお互いに利用するもんですね。
でも、来年の春は、その親友とは会わないほうがいいかもしれません。
このままでは絶対にうるさいおばさんと呼ばれますから。