今日は忘れていけない東日本大震災から10年ですね。
のんびりしていた大学四年生の時、ある友達がすごく焦った声でみんなを呼んだので、友達の部屋に行ったら、みんな唖然としてパソコンのモニターを見ていました。
近づいて覗くと、 津波が町を飲み込んでいく映像でした。
一緒に映像を見ていたみんなは中部出身の人でした。
中部は1999年の921大地震の被害地で、私たちにとってトラウマになっている921大地震より圧倒的に怖い東日本大震災を見て、怖くて怖くてたまりませんでした。
その期間の台湾人にとって、東日本大震災より重要なニュースがなかったと思います。
そして、出かけるとどこでも「日本を支援しよう」という募金箱を見かけて、結局みなさんのご存知のように、その金額になりました。
その後の2~3年間、旅行やビジネスなどの理由で日本人に会う度に、「台湾の方ですか?東日本大震災のご支援を誠にありがとうございます。」と感謝される経験談が続出していました。
日本人の国民性がわかっているので、その感謝は予測できることで、みんなは落ち着いて返答できましたが、まさかそれからも続いてきました。
その後の5年目くらいからでしょう?
「台湾の方ですか?東日本大震災のご支援を誠にありがとうございます。」
「.........!!!!!!!」
その場では落ち着いて返答しても、すぐに友達や家族にラインして「日本人に311のことで感謝された!!!」って送ると思います。
「えっ?!まだ感謝している?」
「そう!びっくりしたでしょ?そんなに感謝すべきなことじゃないのに!」
200億円って確かに大金ですが、100元や200元しか寄付しなかった人が多かったので、いつもいつも「どういたしまして」と返事する顔がありませんね。
さらに、921大地震に、最初に台湾を助けにきた外国人救難隊は日本でしたよ。
台湾をもっとも支援してくれたのは日本でしたよ。
それはただの恩返しでした。
さらに、台湾はずっと日本の恩を感謝してないのに、そんなに感謝をもらうのは情けない気がします。
最近も、パイナップルの件ですごく支援してくれていますね。
ある日Twitterで「台湾」というハッシュタグを使おうとした時に、まさか「#台湾加油」が出ました。
見てみると、台湾のパイナップル事件を協力する記事がたくさん拝見しました。
すごく感激しました。
大地震の時に最初に助けてくれた日本、
ずっと台湾の微力を覚えてくれている日本、
パイナップルの件で応援してくれている日本、
こちらこそ感謝すべきです。
誠にありがとうございます。
日本という友達をもっているのは、台湾人として最高の幸せです。
これからも末永く友好な関係でいられるよう祈念します。