旦那のお婆ちゃんは明日に告別式ですから、今日は子孫として法事を参加しました。
告別式というのは、誰かとお別れという意味ですから、なるべく避けたいですが、やっぱり生きてると避けられませんから、ここでは国際結婚で台湾に来た視点からコツについて紹介しようと思います。
台湾はいろいろな宗教がありますが、伝統的な文化に馴染んでいるのは道教ですから、伝統的な道教葬式(告別式の前日法事)について紹介するつもりです。
実際の流れは県市によって違いますが、普通は臨終
頭七(トー・チー、七日目)
法事(前日)
告別式
火葬
進塔(ジン・ター、遺骨を霊園に安置する)
今日の法事は、昼から5時間くらいかかりました。(始まる時間は占いで決めます)
流れは
全員の拜拜
孫世代の拜拜(男性と女性は別々にするので、パートナーがそばにいません)
全体の拜拜
子世代の拜拜
庫銭を焼きます
【用語説明】
拜拜(バイ・バイ)
線香を持って参拝すること
庫銭(コー・ジー)
冥界用のお金、紙で使った服、豪邸、名車など故人が冥界で使えるもの
ここでは準備しておきたいものは、
鼻炎薬
現場がたくさんのお花もあるし、長時間に線香の煙などを嗅ぐと、鼻が痒くなります。
特に日本人ならその煙を慣れないと思いますから、用意したほうがいいと思います。
膝当て
拜拜するときには半分くらいの時間が床に膝をつきますよ。
葬儀社がパットを用意してくれましたが、やっぱり痛かったです.........![]()
喪服のマナー
子世代
葬儀社の指示によります
孫世代、参列者
白、黒、グレー、ダークカラーなどでいいです。
【注意点】
スカート、ドレスはNG
ジーンズなどのズボンはOK
派手じゃない靴ならスニーカー、スポーツ靴でもいい
よく歩いたり、膝をついたりするので、動きにくい靴がNG
メイクはNG
【説明】
台北は外国の文化も取り入れるし、セレブなどにとってオシャレも大事なので、
台北の葬式ならドレスもメイクもOKかもしれませんね。
でもそれ以外の台湾では、
動きにくいドレスやスカート、そしてメイクをする
余裕があるイメージが強いです。
さらに、遺族なら男女問わずたくさんの供養品などを運ぶので、
ズボンを履いた方が動きやすいし、その手伝うやる気も出せます。
そして、悲しい場面でもメイクをすることが台湾では余裕過ぎるマイナスなイメージがあるので、どうしてもスッピンが嫌な人も、眉、まつ毛、すごく細いアイラインだけします。
はっきりと「化粧してる」と見える程度なら、薄くても自分の親に怒られますね。
でも、台湾人は日本人女性にとって、メイク=マナーということを知っていますから、日本人女性なら薄いメイクをしても平気かもしれませんが、それは夫と相談しておいてちょっとバランスをとったほうがいいと思います。
知っておけば楽になるコツ
法事の拝拝は何回分けて進んで、毎回新しい線香をくれます。
そして、線香が黄色い部分が10㎝くらい残る時
今回の拝拝はもうすぐ終わります
訃報には子世代と孫世代の名前を載せますから、
自分の順番、自分の前の人の名前を覚えてくださいね。
拝拝する途中、道士(ダォ・スー、法師のような者)は何度も點呼します。
名前を呼ばれた人は線香を持って軽くお辞儀して、
神様や故人に「ここにいますよ」って挨拶します。
でも、點呼する時には台湾語で呼ぶのがほとんどなので、
外国人にとって難しすぎると思いますね。
その時、前の人を知っておくと、その人の次は自分だとわかりますよね。
以上は、今日の経験によってまとめたことで、もちろん参考になれる時はこないと祈りたいですが、もしその時がきたら、少し不安を和らげると嬉しいです。
