明日はいよいよ旦那のお婆ちゃんの法事ですから、今日はちょっと台湾の宗教事情について語りたいです。
普通は台湾南部(台北以外の台湾だけど)の方が迷信だと思われますが、自分の感じでは、都会(台北も含み)は新興宗教やキリスト教などを信じる傾向、田舎は伝統宗教を信じる傾向、そして、台湾南部の都会は半分半分。
日本人妻にとって、もっとも困るのは、
家族で廟の巡り
結婚、子供に関する占い
子供に関する儀式
だと思います。
実は、私もそういうのが苦手です。
家族で廟の巡り
実家は廟に行かないタイプですから、結婚して義家族と一緒に廟に行くことが面倒くさいと思いましたね。
解決策としては、
観光として見学することと、
旦那にカレンダーを出して「今月はご家族と二回廟に行ったので、来月はご家族と会いたくないよ」と言います。ほかの台湾人女性も驚くやり方なので、できなくても当たり前ですよ。おかしいのは私。
結婚、子供に関する占い
中華圏はみんなそうだと思いますが、旧暦の誕生日を何時何分まで大切に記録して、名前や結婚の日付などを決める時には、その誕生日を廟の占い師に占ってもらいます。
その旧暦の誕生日を「八字(バー・ズー)」と呼びます。
結婚する時には、新郎新婦の「八字」でいい日付などを占うことを「合八字(ホー・バー・ズー)」と呼びますね。
占い師は日付以外にも、この女性の八字から運を分析して、男性の両親に教えます。
私の八字は「帯財(ダイ・ツァイ、お金を連れてくる)」と「幫夫(バン・フ、夫の運も上げる)」だし、十二支も龍だし、縁起のいい女性だと認められて、たまには「Sinead様」の態度で義家族に「助けてやるよ」という冗談をします。
じゃあ、「八字」が悪い女性だったら、どうしますか?実は普通の占い師はいい話しか言わないので、どんな「八字」でも縁起いい女性だと言われます。
もし、婚約者に「八字が合わないから、結婚は..........」って言われたら、あっさりと別れてくださいね。
「八字」はただの言い訳である可能性が高いし、普通の台湾人より迷信だし、幸せになるのは難しいですよ。
さらに、赤ちゃんの名前ですね。
ママとしては自分で子供の名前を付けてあげたいのに、義父母は「占い師は×××がいい」と言われて、気に入らない名前にしてしまったって話は台湾人女性でもあるある。
対応法はいくつかありますが......
出産する前から10個くらいの名前を用意して、「占うなら、このリストを使ってください。いい名前がないならまた考えます。」
義父母が名前を出した時に、占い師が言った条件(八字の「火」が多すぎるので、「水」のある字が必要どか)を聞いて、その条件によって名前を付けて(「水」が必要なら、辞書を調べて沐など水のある漢字を探して)、気に入るリストで占ってくださいって。
裏ワザですが..........直接義父母が付き合っている占い師を買収するのも..........
子供に関する儀式
子供が泣き止まない理由が見つけない、高熱など病気になった時には、「不思議な存在を見てしまって驚かせた」と思われますから、「收驚(ソー・ジン、驚きをおさまり)」という儀式を廟の人にしてもらいます。(もちろん、その前には病院につれていきますよ)
普通は、子供の服を廟に持って、廟の人に儀式をしてもらて、その服を子供に着せますね。
その服は文字を書かれるそうですから、古い服を準備してくださいね。
さらに、「符(フー)」という黄色紙をもらって、火で焼いて灰を水に入れて子供に飲ませることもしますね。
台湾人なら多少飲んだことがありますが......妙に美味しかったです。
まだ子供がいないのでわかりませんが、でもいつか子供がいると、許容範囲は年に1~2回くらいで、それ以上だったら反対すると思いますね。