台湾は大晦日を「除夕(ツー・シー)」と言い、その夜に団欒しながら食べることを「年夜飯(ネン・イェー・ファン)」と言います。
ちなみにおせち料理=年菜(ネン・サイ)、ここの「菜」は野菜ではなく、料理の意味です。
旦那の家族の「年夜飯」はいろいろな事情で、近年は10人くらいで仕出し料理を食べることになりました。
今年はなぜかいつも仕出し料理を注文する叔父さんが急に注文しなかったと言って、急に旦那の実家に食べることになって、急におせち料理担当になった義母は仕出し料理を頼みたいですが、義父に却下されて義母に作ってもらうことになりました。
その「急に」はすべて大晦日の一週間前のことなので、義母が大変だなぁと思って、自分も3~4品のおせち料理を自宅で準備して、旦那の実家に持って帰るって言いました。
やさしいですよね私って。
でも違いますよ。
私は自分のためですから。
私、義理の家族の食文化に全然慣れません。
簡単に言うと、草食動物が肉食動物の家庭に入った感じですね。
私の食事バランスは肉や水産:野菜:ご飯:スープ=2:7:0.5:0.5ですが、義理の家族は肉や水産:他=8:2です。
最悪なのは、その2は水産の生臭みに染み付かれたものなので、無理です。
日頃の食事なら少し食べて、後で隙をみてこそこそ出かけて食事すればいいですが、大晦日は隙がありませんよ。
だから、インスタントラーメンを用意しようかなぁと思いながら、「なんでお母さんの美味しいおせち料理が食べられないの?」ってすごく寂しかったです。
その時、思いつきました。
私、口に合うおせち料理を準備すればいいじゃん?
だから、今週はおせち料理の準備のために忙しかったです。
まずは、お母さんの味のルーローと卵
スルメで旨味を入れて、大量の野菜を隠れた豆腐あんかけスープで草食動物の需要を満たして
自分ならこの二つで満足ですが、おせち料理は10品くらい必要なので、残りの7品を全て義母に任せると残酷すぎますから、また得意な牛すじ、
そして、牛スジを漬けるスープ、えのき、エリンギ、マイタケ、ニンジン、大根で煮る料理を作る予定です。
これで4品ですね。
後は、米糕(ミー・ガォ)。
私の米糕はこんな感じだけど、旦那に試食させたら違うって言われました。
だから、翌日また旦那の話によって調味を調整しましたが、やっぱり違うそうです。
この時点ではもういらだって、「じゃぁ、米糕はやめて、油飯やチャーハンとして食べましょう?」って言いました。
だって、サクラエビなども買ったので、米糕を指定する人も誰もいませんから、きれいに飾って美味しければいいです。
でも、旦那はもう「大晦日=米糕」の気分になったので、すごく意地を張りました。
朝起きたら、LINEでレシピを送ってきて、「こういうものこそ米糕だよ。自分で作る!」って言われたから、切れました
。
なんだよその言い方、まるでここまでの努力を否定されたようで、「しるか!どうせ食べないから自分で勝手にしろ!」って怒りました。
私、もち米をあまり食べれない胃を持っています。
だから、最初の米糕は調味の試しとして普通の米で作りましたが、旦那はずっと米の食感に着目して「米糕じゃない!米糕じゃない!」と主張しました。
しょうがないから、旦那に味について何回も聞いて、ネットでいろいろ調べて胃の弱い人のための米:もち米=1:2のレシピを見つかってもう一度作ってみましたが、また否定されました。
本当に落ち込んでいましたね。
結局、旦那は自分で作った米糕を試食して、私の最初のバージョンのもち米バージョンでした。
味はそっくりでしたが、
「気になる米糕ってこういう感じ?」
「うん。」
「じゃあ、米糕は頼む。」
本音を隠しました。
今は旦那も私も細やかなことで口論してしまうピリピリした雰囲気なので、余計な話で余計なケンカが嫌です。
せめて、旦那は文句言ってから、自分で頑張ってつくったでしょ?
それだけでも褒めてあげたいですね。
今は褒め言葉が言えませんが。
さっきもまた米糕口論がありましたが。
せめて、旦那のやる気をなくす言葉は絶対に言いません。
長い文句を聞いてくれてありがとうございます
毎年のこの時期に必ずあるケンカで、春節が終わっても元宵節などのお正月イベンドがあるので、このケンカ→仲直り→ケンカ→仲直りの暮らしはまだ続いて、3月になって落ち着きますから、心配しないでくださいね。