おせち料理を準備していますが、冷凍した肉がまだ硬いので、指揮センターのメンバーが書いた文章を翻訳してみました。
では、どうぞご覧ください。
ちなみに、翻訳した時の感想やまとめは台湾のワクチンを選ぶ基準(私なりのまとめ)をご参考ください。そして、前の記事でコメントしてくれる皆さん、拝見しましたよ。ありがとうございます♥
文化や国が違いますが、女性の間の情報交換(?)はやっぱり楽しいですが、返事はちょっと待っててくださいね。
「スパイ抗体」ーー某国抗体のリスク
陳志榮/林口長庚病院子供感染科医師、李秉穎/台大子供病院子供感染科医師
(註:ケンカするのは嫌ですから、とりあえず某国を使いましたが.......)
台湾は某国製の新型コロナワクチンを使わないのは、「敵国」だからではなく、そのワクチンのデザインと利用する技術は、接種した人が本物の新型コロナウィルスに接触する時に、感染の予防はともかく、逆に「肺臓病気悪化(enhanced respiratory disease)」というリスクにさらされる可能性があるので、慎重に検討しています。
欧米は1960年代に麻しんを対抗するために、ある「不活化ワクチン」を開発しました。某国では「不活化ワクチン」を「滅活疫苗」と呼ばれています。「不活化ワクチン」の製造技術は難しくなく、麻しんのウィルスを化学薬品(ホルマリンなど)で「滅活」して「アジュバント」を入れたらワクチンをできました。欠点は抗体が長続きしません。100%満足ではありませんでしたが、その頃の麻しんの大流行を対抗するために、無理やりに世に送り出しました。残念ながら、出回ってからこの「不活化ワクチン」は麻しんを予防する効率が低くて、50~60%の接種者が麻しんを感染されただけでなく、「異型麻疹」というもっと厳しい状態になってしまいました。患者は高熱、厳しい肺炎、肝臓機能異常、好酸球増殖などアレルギーのような反応がありました。さらに、厳しい副作用で、そのワクチンは1967年に出品を終了しました。
もう一つの失敗例がRSVワクチンです。RSVは赤ちゃんや幼児の細気管支炎や肺炎にいたるよくあるウィルスです。1966年の臨床試験では、23人の健康的な赤ちゃんや幼児にRSVの「不活化ワクチン」を接種させました。結局、ワクチンからの中和抗体の濃度が高くないし、最悪なのは当年のRSVが流行る冬になると、ワクチンを接種した子供はRSVを感染して、その中の80%の肺臓感染が入院治療するほどひどくて、二人死亡。その反対に、陰性対照の子供たちには入院者が5%だけでした。この大失敗がRSVワクチンの発展を停滞させ、今でも世に問うRSVワクチンがまだありません。
日本の関連資料
RSウイルスワクチン開発の現状とグローバルサーベイランスについて
免疫異常で悪化させる恐れ
ワクチンで免疫になれなくて、逆に「肺臓病気悪化」に至る状況は、「抗体依存性感染増強(antibody-dependent enhancement, ADE)」というシステムのせいです。簡単に言うと、ワクチンで体の中に役に立たない抗体を作ったとか、あるいは抗体が有効だけど濃度が不足なので、ウィルスの侵入を抵抗できず、逆にウィルスを免疫細胞に侵入させることを促して、免疫異常になって、アレルギー反応に至りました。こういう「引清兵入関」のような抗体はまるでスパイですから、ここでは「スパイ抗体」と呼んでいきましょう。とにかく、ワクチンの開発するには、免疫異常に至る「スパイ抗体」を要注意です。
新型コロナウィルスはSARSとMERSとは似ていて、どちらも致死率が高いコロナウィルスです。研究者たちは「不活化ワクチン」を利用しましたが、「攻毒試験
(Challenge test)」の段階では、動物の体の中に「スパイ抗体」を作って免疫異常に至ったこどで、逆にウィルスを感染した時に「肺臓病気悪化」に至ることを判明しました。
同じくコロナウィルスである新型コロナのワクチンを開発する時に、もちろん「免疫異常→肺臓病気悪化」について厳密に検討する必要があります。幸いに、研究家たちはすでに解決策を見つかりました。
一、失敗を教訓に活かして、「不活化」というワクチンをやめます。理由は簡単です。ワクチンによって完璧なウィルスの粒を体に注射すると、体はウィルスのすべての部分に対して抗体を作りますが、その中にも「スパイ抗体」を含んでいます。
二、シンプルで抗原性(Antigenicity)良好、そして高濃度中和抗体を誘発できるウイルスのタンパク質を目標とします。今世界中の新型コロナワクチンは「スパイクタンパク質」というウィルスの表のタンパク質を狙っています。要注意なのは、「スパイクタンパク質」は不安定で、変形しやすいです。そこで、体に良好な中和抗体を誘発するために、形を安定させる特別なデザインが必要です。そうしないと、抗体を作ってからすぐに変形して、逆に悪い影響に至る「スパイ抗体」になります。
残念ながら、今少数の国で「緊急利用許可」を取った某国製ワクチンは、丸ごとのウィルス粒で作った「不活化ワクチン」や「スパイクタンパク質」の形を特定してない「アデノウイルスベクター」ばかりなので、理論的には「スパイ抗体」になるリスクを持っています。つまり、免疫異常→「肺臓病気悪化」に至るリスクを持っています。さらに、開発会社もまだワクチンの安全性や有効性について証明できる情報を公表していません。実は某国製だけではなく、イギリスとロシアの協力で開発した「アデノウイルスベクター」も同じリスクを持っています。米国のファイザー──BioNTech、Moderna、Novavaxと国産(台湾)高端ワクチンは、「スパイクタンパク質」の形を安定させる技術を利用して、誘発した抗体結合価もより高いので、その方が安全だと思います。
国境をしっかり守って安全なワクチンを待ち
世界中はワクチンを積極的にワクチンを購入するのは、ロックダウンなど厳格な手段ても抑えられない感染状態を対抗するためですから、効果も安全性もいまいちのワクチンに妥協しなくてはなりません。台湾はしっかり落ち着いているので、医療現場、防疫や一部の特殊な職業以外には、ワクチンを注射する緊迫性がまだありません。時間は我らの仲間。台湾は国境をしっかり守って、抜け穴を改善して、ゆっくり安全で有効な新型コロナワクチンを待ち、完璧に新型ウィルスとさよならという対策を取るべきです。