この前は休日に台南の野菜と果物卸売市場へ行きました。
卸売業務は夜中から朝早くの時間帯に進むそうで、昼間は一般人向けの市場ですから、日頃は平日に行って食材を買いますが、一気に大量購入すると、手が疲れるので、休日に旦那と一緒に行きました。
でも、後悔しました。
この卸売市場は大きくて(20万㎡くらい)、野菜、果物、肉、雑貨などいろいろな食材のエリア以外には、またグルメエリアがありますから、休日になると、観光客もいっぱいです。
コロナがなくても、人込みに苦手ですから、後悔しました。
日頃は野菜と果物のエリアのみ回りましたが、今回もまたグルメエリアに入りました。
台湾の伝統市場ではよくこのような大きい鍋で角切り豚肉や豚の足を煮る屋台が見えますが、今までの経験によってほとんど豚肉の臭みがするので、今はあまり買いません。
旧暦の新年がもうすぐですから、こういう屋台がたくさん登場しました。
でも、いつも野良猫の保護施設の春聯を買っていますから、今年もやっぱりこういう屋台とは無縁。
そして、今回は久しぶりに「冬筍」に出会いました。
冬筍は地下に隠すタケノコで、値段は高いです。
これで320台湾ドル(およそ1200円)でした。
高いですが、結婚してから食べたことがないので、買いました。
さらに、冬筍のスープを作るなら、イカの干し(一つで90台湾ドル、およそ340円)、葉ニンニク(30台湾ドル、およそ115円)も必要ですね。
そして、冷蔵庫にあるシイタケ、豚骨と一緒に煮ると、冬筍スープができました。
コストは600台湾ドル(およそ2300円)で高いですが、4年ぶりだから存分に楽しみました。
ちなみに、自分は伝統市場へ行くベストタイミングは、火曜日の昼間の11時半だと思います。
台湾の伝統市場は、月曜日が定休日なので、火曜日に行くと、オナーたちはやる気満々です。
さらに、夕方営業の「黃昏市場(ファン・フン・スー・ツァン)」もありますが、こういう12時くらいから閉店する市場なら、11時半に行くと、割引がもらえます。
この前の平日に買った野菜は↓
トマト10台湾ドル(およそ37円)
なす2本20台湾ドル(およそ75円)
ピーマン3本25台湾ドル(およそ93円)
マッシュルーム25台湾ドル(およそ93円)
白菜35台湾ドル(およそ130円)
キャベツ105台湾ドル(およそ390円)
普通のキャベツなら、値段が半分以下ですが、調味しなくても美味しい山のキャベツを買いました。
ショウガはおまけです。
さらに、台湾の春菊30台湾ドル(およそ110円)
スナッピーズ25台湾ドル(およそ93円)
台湾の春菊は葉が大きくて、茎が日本の春菊より小さくて柔らかいので、調理するとすごく縮みますね。
台湾華語(台湾の中国語)の春菊は「茼蒿(トン・ハォ)」と呼びますが、台湾語で「ダン・オー」と呼ぶのが普通です。
たぶん、台湾語が話せない人でも「ダン・オー」と呼ぶと思います。
さらに「茼蒿」という漢字が読めますが、書ける人が少ないので、台南の市場では看板に「冬兒(ドン・アー)」と書きます。
「茼蒿」から「冬兒」になる経路があまり感じられませんが、とても台南人っぽいです。
台南ではこのように暗号のような表現法がいっぱいですね。
ちなみに、台湾では日本の春菊を「山茼蒿」と言います。