この前はパイナップルについての台湾の都市伝説を紹介しましたが、実はもうひとつの職場関連の都市伝説があります。
今回の主役は、乖乖(グァイ・グァイ)というお菓子です。
コーンスナックの一種で、柔らかい繊維の食感を持つので、あまり噛まなくても喉に詰まるリスクが低いので、子供に買ってあげる親は多かったです。
でも、今はお菓子の選択肢が多いので、私の時代のように人気じゃなくなりました。
ちなみに、私は最も好きなのが「五香(ウ・シャン)」という醤油やエビを入れる味です。
じゃぁ、本題に戻りましょう。
どうしてこのお菓子は都市伝説になるでしょう?
実はこの「乖乖」は「大人しい」という意味があって、主に子供やペットをほめる時の用語です。
例えば、「乖孩子(グァイ・ハイ・ズ)」=「いい子」。
直接「好乖(ハゥ・グァイ、いいね)」、「乖~(長音)」で褒める場合もよくあります。
前に言ったでしょ?これを子供に買ってあげる親がたくさんいましたね。
お菓子のメーカーも最初から親の財布を狙って、「乖乖」という名を付けて、「子供に食べさせたらいい子になる」という意味も隠していると思います。
この意味を捉えて買う親が少ないと思いますが、技師、設備関係者、サラリーマンなど職場でパソコンや設備を使う職業の人なら、多いと思います。
彼たちは「設備の上に「乖乖」を置くと、設備の故障率を下げること」を信じていますから。
それに、この「乖乖」は緑のパッケージ(ココナッツクリームの味)のやつしかできません。
もちろん、賞味期限切れになる前に更新する必要があります。
台湾の実験室、IT会社など迷信しないはずの場所でも、よく緑乖乖の姿が見えるそうです。
私の姉は会計士事務所出身で、仕事柄でたくさんの会計関係の設備を使うので、彼女の業界でも「緑乖乖」を信じています。
ちなみに、さっき調べてみたら、警察、医療者、その有名なTSMCも緑乖乖を使っているそうです。
では、どうして「緑」じゃなきゃだめですか?
それは「緑」=「グリーン」=「安全、安心、OK」のイメージが強いですから。
「緑乖乖は本当に機能しますか?」
「今度は使わないとわかるよ。でも、私が使う設備で実験するな!」
こういう後輩V.S先輩の会話もありそうですね。
ちなみに、海外で暮らしている台湾人なら、緑乖乖が買えないから、そうしないでしょ?
違いますよ。
先日はフランスで暮らしている女性のブログから、「緑乖乖のシール」を印刷して設備に貼るやり方を初めて知りました。
皆さんも職場に台湾人がいると、もしかしたらどこかで「緑乖乖のシール」を見つかるかもしれませんよ。