クラスターが発生した病院に、たくさんの差し入れを送ったブームの中に、先日はあるものが出て、その写真を見た台湾人はみんな
という顔になりました。
それは美味しいパイナップルケーキでした。
パイナップルの中国語は「鳳梨(フォン・リー)」、台湾語は「旺來(オン・ライ)」。
「旺」は「繁盛」という意味で、「來」は「来る」。
つまり、「繁盛が来る」って素晴らしい意味ですよね?
だから、起業する人には、パイナップルをかたどるプレゼントを贈る台湾人がたくさんいます。
誰でも「繁盛」が好きですよね?
いいえ、違います。
「繁盛」が大嫌いな職業は実はあります。
それは、病院の医療者、警察と消防士です。
彼たちにとって、「繁盛」というのは、病気、犯罪、火事などたくさんあるという意味ですから、職場でパイナップルを見ると、みんな
という顔になります。
「それは患者たちはみんな安定して平和な日でしたが、あるお土産が届いてきました。パッケージを開けるとなんとパイナップル!!!!!やばいと思ったとたんに、複数のナースコールがすごく鳴きました。私も泣きたくなりました。」
医療者じゃないけど、こういう実話を語る医療者がとっても多いですから、みんなの安全のためにとりあえず信じました。
ちなみに、マンゴーもNGですよ。
マンゴーの中国語は「芒果(マン・グォー)」、「忙(マン、忙しい)」との発音が同じですから、医療者、警察と消防士の職場へ送るのもNGです。
さらに、お祭りにも、パイナップルが使える時と使えない時がありますよ。
神様をお祭りすると、「パイナップル=利益が来る、繁盛を祈る」ですから、お供えにしていいですが、お盆など慰霊の性質を持っているお祭りなら、「パイナップル」を使ってはいけませんよ。
じゃないと、幽霊さま、みんな来てねという意味になりますよ。