子供の頃から、写真は我が家の日常。
父はいつもNikonやOLYMPUSのフィルムカメラを持って、私たちの写真を撮って、その後は現像したフィルムと写真を大事に見ていました。
子供の頃から見てきた景色なので、みんなのお父さんはこんな感じだと思いました。
姉も、私も、高校生になると、成人式(16才だったけど)みたい感じで、Canonのデジカメラをプレゼントにしてくれました。
その時には、すでに1万円くらいのデジカメラ(他のブランド)が登場したけど、父は「画質は大事」って言って、けっこう高級な機種を買ってくれました。
「私はただの高校生だよ。壊れたらどうしよう?」
「カメラが壊れたら直せばいい。でも、センスが壊れたら直せない。」
だから、それが美意識の教育だと思いました。
でも、25才にLumixのGFを買おうとした時に、父にアドバイスを求めました。
そうしたら、父はようやく仲間が見つけた顔をして、自分も買いたいカメラがあるって教えてくれました。
その時、誰にも言わなかった父の夢を初めてわかりました。
父は、本気で写真が好きです。
でも、周りの人は写真の楽しみがあまりわからないので、ずっと我慢していました。
普通なデジカメより高級なカメラが欲しかったが、言えなかったそうです。
ただし、娘も写真が好き。(実は好きなのが猫を撮るだけ、技術的なことにはあまり興味ないけど、父に隠した)
それだけで、父に勇気を与えたそうです。
そして、解放された父はつい最近、四台目の一眼を買いました。
この前の三台は母の許可で買ったんですが、三台目と四台目は素人の目から見ると変わってないので、父は隠して買うことを決めました。
私は、共犯者です(笑)
お母さんにはちょっと申し訳ませんが、大丈夫でしょう。
だって、私も母の共犯者でした
ちなみに、これは父が撮った写真です。