日本語の書籍を中国語に訳する仕事をしていて、レシピ、ビジネス、ペットなどいろいろなテーマの書籍を訳したことがあります。
その中に、写真やイラストがたくさんあって、文章が短くて少ない書籍がありますね。
それは、一見、簡単ですぐに完成するようですが、実は、恐ろしい大ボスです。
今週から始まった書籍はそういうタイプの歴史書なので、記事を書くエネルギーがまったく消滅されてしまったほど難しいです。
なぜ、歴史のテーマだから難しいじゃなくて、文字が短くて少ないから難しいですか?
それは、文字が短くて少ない書籍はまるでエッセンスみたいですから。
何百年の歴史を簡単な文章でまとめるということは、一つの文章では、情報量が多いです。
だから、1ページには専門用語50個以上もあるのが珍しくないですね。
専門用語をググると、中国語のバージョンが出ますが、その中国語を直接に使ってはだめですよ。
たとえばピット(Pitt)という名前。
台湾の中国語では「彼特」、中国の中国語では「皮特」。
だから、まずは台湾バージョンを判断します。
そして、そのピットさんの日本語と中国語の紹介を読んで、そのピットさんは中国語の彼特とは同一人物だと確認します。そして、書籍の内容とも見比べますね。
ほぼはそれで大丈夫ですが、時には日本語の紹介がありませんね。
その時は、英語の紹介を読みます。
スペイン人だったら、スペイン語しかない場合もありますから、スペイン語がわかりませんが、スペイン語→英語のオンライン辞典で調べて確認しないとだめです。
1ページには専門用語50個以上もあるということは、1ページだけでこの流れを50回以上繰り返すことですね。
仕事としては大嫌いですが、でも著者の知恵のエッセンスなので、いつもたくさん勉強になっています。
まぁ、とにかく、頑張りましょう!