8/18に、台湾の中部にある彰化県が自発的な検査で米国から帰国した少年がコロナの感染者であることを判明して、今の指揮センターのやり方が間違ったと指摘しました。
しかし、8/27の今日、彰化県は逆に指揮センターが正しいと証明しました。
ちょっと複雑なので、ここでちょっと人物紹介しましょう!
指揮センター与党
彰化県の県長、衛生局(略称:彰化)野党
台湾大学公共衛生学院(略称:台大公衛)野党派
事件の背景
最初コロナへの対応はよく変わっていましたが、世界中の研究報告がますます世に出たので、近頃定着した対策は、
帰国者、入国者は全員14日間の隔離。
ほぼ5~10日間に発症し、発症して10日間経つと感染力が弱くなるから、
発症する人なら、14日間のうちに発見。
無症状の人なら、14日間の隔離で感染力をゼロになります。
対策を二週間に一回見直して、何か不足があればまた修正します。
でも、台大公衛をはじめとする野党派は全国民、あるいは入国する人を全員、検査を受けさせるべきだと主張して、この前も彰化と一緒に「万人検査イベント」を行いました。
事件の経過
8/18に、「彰化の自発的な検査で米国から帰国した無症状少年が陽性であることを判明して、指揮センターのやり方が間違った」というニュースが流れて、野党派から指揮センターを非難する声をあげました。
でも、その少年は隔離の期間に陽性だとわかったので、それについて、指揮センターが疑問を提出しました。
「隔離期間に症状が出る人しか検査を受けさせませんが、なぜ、症状がないのに検査を受けさせましたか?」
それは、確かに違和感がありますが、感染者を発見することと比べるとどうでもいいと思いましたが、実はそうではありません。
指揮センターが調査するニュースが出たら、彰化県からいろいろな声が出ました。
まとめると、
彰化県の帰国者は隔離期間に、県庁から検査を要求されました。
隔離期間は外出禁止なのに、県庁から「自分で何とかして病院に行ってください」と要求されました。
断ったら、しつこく電話をかけて「今の検査は無料ですよ」って勧誘します。
帰国者たちは検査を受けるのが指揮センターの対策だと思っていました。
病院で検査を受けた時に、普通の患者のようで、特に消毒や隔離などはしていません。
それから、また彰化県の衛生局長は「検査協会」の理事長であることなどの事態を発見して、その情報から見れば、たくさんの疑問が生じました。
衛生局と台大公衛は国家の予算で個人的な研究をしていますか?
検査を受けた人たちは、自分のデータが個人的な研究に使うことを知らないそうですよ?
この半年間、ずっと全国民の検査を連呼した台大公衛は単なる個人的な研究のためですか?
隔離中の帰国者をしつこく外出要請するのは、政治的な目的で拡散しようとしましたか?
それは、今日の台大公衛の記者会見で知りたかったですが、そちらははっきり説明してくれませんね。
でも、台大公衛の報告によると、
もっともリスクの高い人(帰国者、感染者の接触者、医療者)を対象としても、抗体検査での陽性率は万分の8.3です。
つまり、感染されたことのある人は万分の8.3です。
そして、感染者だった18人の抗体検査によって、治って100日間経ても、保護力をもっている中和抗体が消えていません。
結論は、今の台湾は安全です。
指揮センターと対立した機構の報告ですから、指揮センターの対策を検証するいい材料だと思って、本当はこの行動を反対しませんが、やっぱりむかつきます。
隔離中の帰国者を無理に外出要請した行為は、許せません