台湾と日本は意味が同じかどうかわかりませんから、
ここで話すフルタイムとパートタイムは、
フルタイム翻訳者
フリーランスで、24時間いつでも自由に仕事を受ける人
パートタイム翻訳者
ほかの本業をもって、勤務以外の時間を利用して翻訳依頼を受ける人
昨日の記事で翻訳会社にとってフルタイム翻訳者に依頼した方が有利であるような言い方をしましたから、ちょっと不安です。
パートタイム翻訳者として頑張っている人が読めば、「自分は無理だなぁ」「会社を辞めないと無理かなぁ」って思わせれば大変ですから、パートタイム翻訳者についても少し説明しようと思います。
今は、絶対にいい立場はない時代です。
この世界にサバイバルするには、自分のキャラをわかることだと思います。
自分のキャラをわかれば、自分を必要する取引先を見つかることができます。
企業で例えば、自分のブランドポジショニングを確立して、ターゲットを特定することができることと同然です。
パートタイム翻訳者も自分のブランドポジショニングをわかれば、ターゲットを特定して、取引先数を増えれば、将来はこのままでいくか?フルタイム翻訳者になるか?自分次第です。
では、パートタイム翻訳者しかできないことはなんでしょうか?
それは、本業の専門知識。
事務職なら専門知識と無縁だと思う人がたくさんいますが、違います。
職場の現場にいる限り、フルタイム翻訳者より専門知識が優れたプロです。業界の考え方、慣れたコミュニケーションの方法、使っている言葉など、仕事中になんとなくこなしてきた全ては翻訳の世界にとって貴重な専門知識です。
専業主婦もそうですね。
職場でエリートである夫は、家に帰ったら、妻の指揮に従って行動しないと迷うシーンはよくあります。
それは、専業主婦も専業主婦ならではの専門知識を持っていますから。
翻訳会社、出版社からの仕事種類はいろいろあります。
業界の現場にいる人しか依頼することができない、主婦しかうまく翻訳することができない仕事もありますから、どんな小さなことでもよく勉強すれば、フルタイム翻訳者より説得力が高い成果を出すことができますよ。
「この言葉を、普通は××に翻訳しますが、業界では〇〇のほうが慣れています。お客さんは業界の人であれば、〇〇に訳したほうがいいと思います。」
そして、翻訳の仕事を提出した時には、こんな言い方で、自分はプロであることをアピールしてもいいと思います。
日本はどうかわかりませんが、台湾ではこんな言い方で自分能力をアピールすると、効果がいいですから、みんなも自分なりの表現に変わってみてもいいと思います。
とにかく、自分のキャラを見つけましょう