今月より、フリーランス12年目に入りました。
台湾は大学が多いですから、どんな志向であってもまずは大学に入ります。アルバイトしていても、仕事の経歴がほぼ大卒してからの23才や24才からです。
でも、フリーランスはちょっと微妙ですね。
私は大学二年生の時から、授業の合間、夜と休日を利用してフリーランスの仕事をたくさんしてきて、今でも続いていますから、その時に登録した求人システムによると、今年が12年目になりました。
最初は本当に大変でした。
翻訳以外の仕事でも、自分ができそうな仕事なら応募していました。簡体字を繁体字に訳したり、広告文を書いたり、ビジネス専門家の遠距離アシスタントもしていました。
そして、フリーランスという職業はその時の台湾には認知度がすごく低かったですから、両親に説明するのも疲れていましたね。
「ただの大学生なのに、君に仕事を依頼する人が本当にいるの?君は騙されたんだよ、やめなさい!」
「相手に会う必要がないし、仕事内容もおかしくないし、報酬もちゃんともらえたし、大丈夫ですよ。」って言っても、信じてくれませんでした。
もちろん、ピンチもなくてもありません。
普通の仕事の求人を偽装して、実は安い報酬で愛人を求める男性もいて、断ったらすごく罵倒されました。
突然に倒産して、4万台湾ドル(およそ15万円)の報酬を支払わない会社もありました。頑張って取り戻そうとしましたが、失敗してしまいました。でも、弁護士に相談して、たくさんの法令集を読んでいましたから、逆に大事な経験になりました。
もちろん、その会社には感謝しませんよ。お金を返せ!
今は長年付き合ってきた出版社の仕事のみ受けているし、周りの人に認められたし、しばらく心配が必要ない時期であるはずなのに、新型コロナ。
まだ仕事に影響していませんが、いつか影響するかもしれません。
でも、12年目の今は昔のピンチを普通に語ることができますから、何年後の自分も、世界と一緒に、新型コロナを乗り越えたストーリーを普通に語ることができるように祈ります。
その穏やかの将来、早く来てくださいね。